27,休日 ページ29
『明日は休日か。』
教師寮で夕食をとっているときに、ふと思った。いつまでもイチョウに服を借りるのも悪いし、買い物でも行くか。
エイト「!Aさん!僕と出かけませんか?」
イチョウ「じゃあ、俺も。」
エイト「はぁ?なんでイチョウがついてくんの?」
イチョウ「別にいいでしょ。」
A「まぁ、落ち着けって。三人で行けば____」
ダリ「残念!Aは僕と出かけるから!」
おい、被せるなよ。てか出かける予定なかっただろ。
A「聞いてないけど。」
ダリ「今言ったからね!」
A「ふざけんな。」
エイト「ダリ先生、邪魔しないでくださいよ。」
A「てか、皆で行けばいいだろ……。」
ダリ「駄目だよ!僕と“二人”で出かけるんだから!」
A「なんで二人にこだわるんだよ……。」
ダリ「だって〜、せっかくAと会えたのに、全然二人でゆっくり話せないんだもん。」
A「いい年した悪魔がもんとか言うな。」
でも確かにそうだな。なんだかんだ二人で話してなかった。俺も話したくないわけじゃないし、久しぶりに二人なのもいいか。
ダリ「ねぇ〜、A、駄目?」
『ハァ、わかった。いいよ。』
ダリ「やったね!」
『悪いな、エイト、イチョウ。また今度一緒に行こうな。』
エイト「えっ!」
イチョウ「……まぁ、仕方ないですね。」
エイトは目に見えてしょげてるし、イチョウも少し悲しそうだ。罪悪感が……。
――――――――――――――――――――――――――――
次の日
朝食を食べ終わってすぐに、ダリに声をかけられた。
ダリ「A!準備できてる?」
『できてるよ。』
エイト「Aさん!やっぱり僕も……。」
イチョウ「エイトが行くなら俺も行く。」
ツムル「お前ら、二人の邪魔すんなよ!」
イチョウ「だって、Aさんと出かけたいし。」
エイト「同じく。」
ツムル「わがままか!今日じゃなくてもいいだろ!」
エイト,イチョウ「「早いほうがいい。」」
ツムル「ハァ…、Aさん、ダリ先生、二人は抑えとくんで、行ってきてください。」
ダリ「ツムル先生、よろしくね〜。」
『ツムル先生、悪い。今度なんか奢る。』
エイト,イチョウ「「なんでツムルだけ!」」
ツムル「やっり〜。でも、矛先こっち向いた!」
言わないほうが良かったか?まぁ、いいや。彼らの言い合いを聞きながら、俺達は教師寮を出ていった。
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wina(プロフ) - りんさん» ありがとうございます!頑張ります! (4月1日 17時) (レス) id: ae479abb4e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 面白いです!続き待ってます! (3月30日 23時) (レス) id: 54e2cad7a6 (このIDを非表示/違反報告)
wina(プロフ) - hibikiさん» 嬉しいけど生きてw (2月24日 18時) (レス) id: ae479abb4e (このIDを非表示/違反報告)
wina(プロフ) - あきさん» ありがとうございます!これからも楽しんでいただけると嬉しいです! (2月24日 18時) (レス) id: ae479abb4e (このIDを非表示/違反報告)
hibiki(プロフ) - バラム先生と2人の会話…!ありがとうございます!尊いんで⚪︎んで来ます! (2月24日 16時) (レス) @page43 id: 765960626a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:wina | 作成日時:2023年11月7日 8時