ダリ先生の同級生、教師陣に懐かれるそうです。 (ページ23)

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21,理事長の孫ページ23

???「危ない！」

その声の他に、俺に向かってなにか飛んできてる。とりあえず、考えるとよりも先に、体が動いて避けた。飛んできたものを見ると、スライムペイントだった。

???「あのっ、大丈夫でしたか！？怪我とか！あとっえっと。」

『俺は大丈夫だから落ち着こうね。はい深呼吸。』

???「えっ？すぅ～はぁ～。」

えっホントにした！？この子素直すぎない？

『落ち着いたみたいだね。』

???「すいません。えっと、貴方は？」

俺が答えようとすると奥から二人の悪魔が来た。

???「お下がりください、入間様。見たところ教師ではないみたいです。不審者かもしれません。」

入間?「アズ君！？」

???「入間ち守る〜。」

入間?「クララまで……。」

まぁ、俺は教師じゃないし疑われてもしかないか。

『俺は、ノクティス・A。普段は魔官署にいるけどわけあってバビルスにいる。サリバン様には許可を貰ってるから、安心して。』

そう言うと三人は警戒を解いてくれた。

入間「えっとノクティスさん？」

『ノクティスは長いしAでいいよ。ところ、で君たちは？』

入間「あっ僕は入間って言います！」

ｱｽﾞ「アスモデウス・アリスです。先程は失礼しました。」

ｸﾗﾗ「あたしクララ！右足がコナーで左足がマーフ！ねぇねぇ！遊ぶの好き？一緒に遊ぼう！」

そう言って、俺を中心にぐるぐると周り始めた。元気だな〜。

ｱｽﾞ「おい！Aさんに迷惑だろう！」

そう言ってクララさんを俺から離してくれた。
てか待てよ___

『……入間？』

入間「？どうかしましたか？」

どっかで聞いたことがあるんだよな。なんだっけ。

入間「あのっAさん？」

『あぁ、サリバン様の孫か……。』

入間「えっ、知ってるんですか……。」

『アンリさんから聞いてたからね。』

なんかアンリさんが、入間のせいでアメリが〜とか嘆いてたけど、悪い子には見えないんだけど……。

ｱｽﾞ「流石入間様！学校にとどまらず、魔官署にも入間様の名前が伝わっているとは！」

ｸﾗﾗ「入間ちすごいの！？」

入間「いや、僕としては伝わってほしくないんだけど……。」

仲いいな～。もう少し話してたいけど、そろそろ見回りを再開しないと。

『楽しく遊ぶのはいいけど、まわりも見なよ。』

そう言って彼らと別れた。サリバン様の孫……、どんな悪魔かと思ったけどいい子だったな……。