19,一日の終わり ページ21
イチョウ「ちなみにダリ先生はなんで話しかけたんです?」
ダリ「興味があったから!」
ツムル「えっ、それだけ?」
ダリ「そうだよ!だって、喧嘩やルール違反をする生徒や、それに巻き込まれる生徒がほとんどの中、我関せずと座って本を読んでたんだよ!興味も持つでしょ!」
オリアス「……ダリ先生らしいですね。」
ダリ「まぁ、Aにはうざがられてたみたいだけど……。」
『仕方ねぇだろ。今はそんなこと思ってねぇから許せ。』
エイト「ていうか、うざがられてたのに気づいてなかったんですか?」
ダリ「あぁ〜、Aは昔から真面目だから、聞いたことには答えてくれたし、隠すのが得意だったから!ほら、皆と初めて会ったときも本性隠してたでしょ!」
『そのことを掘り返すな!』
イチョウ「確かに、あれには驚きましたね。」
ロビン「なんであそこまで念子被ってたんですか!?」
『うわっ、すっげぇはっきり言われた……。まぁ、ほら、第一印象は大事だから。魔官署から来た悪魔が、ダリみたいに軽かったら嫌でしょ。』
ダリ「ねぇ、僕のこと貶してない?」
『気の所為だ。』
エイト「もしダリ先生みたいな悪魔が来てたら、最初の時点で大分疑ってたかもしれないですね。」
『だろ。なのに、ダリに本性引っ張り出されたし。』
ダリ「僕は悪くないからね!」
イチョウ「でも、そっちのほうが親しみやすいですよ。」
マルバス「そうですね。最初、カルエゴ先生みたいにしっかりし過ぎてる感じがしてましたし。」
オリアス「ある意味、緊張が解けた感じがしますよね。」
『……ソウデスカ。』
ダリ「あれ〜、もしかしてA、照れてる〜?」
『うるせぇ!』
ダリ「そんな赤い顔で言われてもね〜。」
『あ〜もう!』
俺は恥ずかしくなって、机に突っ伏した。ホントやめてくれ。悪くはねぇけど慣れてないから、すごい恥ずい。
ダリ「ほらA、速く食べ終わりなよ!」
『そうだな。残すのは悪いし。』
それからしばらくして、会話にも食事にも区切りがついたところで、今日は解散となった。俺はエイトに教師寮を案内してもらい、俺に貸してくれた部屋の前で別れた。
俺は部屋に入り、備え付けのベットに横になった。
『今日は疲れたな。まぁ、色々あったから仕方ないか。それにしてもバビルスか……。ふっ、悪くないな。面白くなりそうだ。』
そう言って、俺は眠りについた。
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wina(プロフ) - りんさん» ありがとうございます!頑張ります! (4月1日 17時) (レス) id: ae479abb4e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 面白いです!続き待ってます! (3月30日 23時) (レス) id: 54e2cad7a6 (このIDを非表示/違反報告)
wina(プロフ) - hibikiさん» 嬉しいけど生きてw (2月24日 18時) (レス) id: ae479abb4e (このIDを非表示/違反報告)
wina(プロフ) - あきさん» ありがとうございます!これからも楽しんでいただけると嬉しいです! (2月24日 18時) (レス) id: ae479abb4e (このIDを非表示/違反報告)
hibiki(プロフ) - バラム先生と2人の会話…!ありがとうございます!尊いんで⚪︎んで来ます! (2月24日 16時) (レス) @page43 id: 765960626a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:wina | 作成日時:2023年11月7日 8時