16,昇級試験 ページ18
過去の回想入ります。
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俺たちにとって最後の昇級試験。内容は学年全体でのサバイバルゲーム。
相手が体のどこか見えるところに着けている布を取れば、相手を倒したことになり、それがポイントとなる。それ以外は基本的に何でもありだそうだ。
期間は3日間、フィールドは森や海、街並みなど様々な地形が混在している。なので、フィールド内にある物は食べたり、使ったりしてもいいらしい。
ただ相手を倒すだけではなく、フィールドのどこに行くか、どこなら戦いやすいかを考えなければいけない。
順位は、取った布の数で決まるとのことだ。
試験は1週間後。それまでは好きにしていろとのことだった。
『めんどくせぇな。てか、なんでもありって駄目だろ……。』
ダリ「そんなこと言っても仕方ないでしょ。」
そんなことを言っているとダリが来た。
ダリ「ところでA!昇級試験のとき僕と組まない?」
『は?いいのかそれ?』
ダリ「いいと思うよ!さっきAもいってたけど、基本的に何でもありみたいだし!最終的にポイントは山分けで!」
『……まぁ、ダリとならいいか。』
ダリ「やったね!僕とAなら負けることないでしょ!」
『そうかもな。じゃあ、色々動くとしますかね。』
そう言って俺たちは昇級試験までに、当日の動き方や、他の悪魔達の情報収集をしたりなど、なんだかんだ忙しい1週間を過ごしていた。
そして当日。
フィールドに入り、教師の開始の合図を聞き、とうとう昇級試験がスタートした。
『さてと、とりあえず他のやつの位置を把握しますかね。』
ダリ「お願いね〜。そのために情報収集をAに頼んだんだから。」
『わかってる。』
俺は家系能力を使ってフィールド内にいる悪魔たちの位置を確認した。地面に大雑把なフィールドを描いて、今確認した悪魔の位置に印をつけた。
『大体こんなもんか。』
ダリ「ありがと〜。この感じなら予定通り動けそうだね。」
『あぁ。問題なくて良かったな。』
ダリ「さてとっ!行こうか!」
その日、監督をしていた教師たちや、観戦していた他学年の生徒たちにとって、予想もつかない出来事が起きた。
それは、3日間という期間があるにもかかわらず、初日に他の悪魔をすべて倒し、優勝を飾った悪魔たちがいた。
ダリ「やっぱり、負けなかったね〜。」
『当たり前だろ。』
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wina(プロフ) - りんさん» ありがとうございます!頑張ります! (4月1日 17時) (レス) id: ae479abb4e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 面白いです!続き待ってます! (3月30日 23時) (レス) id: 54e2cad7a6 (このIDを非表示/違反報告)
wina(プロフ) - hibikiさん» 嬉しいけど生きてw (2月24日 18時) (レス) id: ae479abb4e (このIDを非表示/違反報告)
wina(プロフ) - あきさん» ありがとうございます!これからも楽しんでいただけると嬉しいです! (2月24日 18時) (レス) id: ae479abb4e (このIDを非表示/違反報告)
hibiki(プロフ) - バラム先生と2人の会話…!ありがとうございます!尊いんで⚪︎んで来ます! (2月24日 16時) (レス) @page43 id: 765960626a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:wina | 作成日時:2023年11月7日 8時