ダリ先生の同級生、教師陣に懐かれるそうです。 (ページ12)

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10,書類仕事ページ12

俺たちは休憩&見回りを終わりにして、職員室に戻ってきた。

『ただいま戻りました……。』

職員室に入るとダリがいた。

ﾀﾞﾘ「おかえり〜。あらら、大分懐かれたね～。」

懐かれた？何に？そう！俺の後ろにはすごい笑顔で俺を見ているエイトがいる！
………なんかすごいキラキラした目で見てくるんだよな。俺なんかしたっけ？

ｴｲﾄ「Aさん！この後なにするんですか？」

『あぁ～、俺はなにしたらいいんだ？』

ﾀﾞﾘ「じゃあ、今度こそ僕たちの仕事手伝ってもらおうかな！」

『………まぁ仕方ないか、わかったよ。』

ｴｲﾄ「じゃあ、僕も！」

ﾀﾞﾘ「イフリート先生は仕事残ってるでしょ。先にそっちやりなよ〜。」

ｴｲﾄ「あ……。」

エイトがしょぼんってしてる。何こいつ、めっちゃ可愛いんだけど。なんか、ほっとけなくて、エイトの頭を撫でた。

『とりあえず、仕事してこいよ。今日からは俺も教師寮帰るし、後でいくらでも付き合ってやるから。な？』

ｴｲﾄ「！はい！」

そう言うと、エイトはご機嫌に仕事に戻っていった。なんだろう、見えないはずの尻尾が見える……。

ﾀﾞﾘ「じゃあ、こっち来て〜。」

ダリに呼ばれて行くと、紙のタワーがあった。おい、俺に全部やらせるきか。ふざけんな。量がおかしいだろ。

『多くね。』

ﾀﾞﾘ「そうかな～。」

ｴｲﾄ「ダリ先生、Aさんに押し付けすぎだろ！Aさんに負担かけるな！(コソ」

ｲﾁｮｳ「お前、いきなりどうした？セコムすぎない？(コソ」

ﾂﾑﾙ「ていうか、あれ、俺たちに回ってくる倍くらいあるよな。(コソ」

ｴｲﾄ「手伝ってくる。(コソ」

ｲﾁｮｳ,ﾂﾑﾙ「「お前は自分の仕事をしろ(コソ」」

なんか、聞こえるな。てか、エイトはなんであんなに懐いてるんだ？ツムル先生とイチョウ先生、なんかごめん。

『ハァ……、やるか。』

ﾀﾞﾘ「じゃあ、よろしく〜。」

ダリも自分の仕事に戻っていった。とりあえず、近くにあった書類を1枚取ってみた。量は多いけど内容はそこまでだな。これならすぐ終わるだろ。

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数時間後

ﾀﾞﾘ「A！もう遅い時間だし終わりにして、帰ろうか！」

ダリの声に気づいて外を見たら、大分暗くなっていた。思ったより集中してたな。くそ、少し残った。

ﾀﾞﾘ「進み具合どんな感じ？」

『ほとんど終わった。』

ﾀﾞﾘ「さっすが〜。じゃあ、教師寮に向かおうか！」