キラ星6 ページ6
「よし、よし…」
って、背中撫でてくれて…。
貴方の何時もより少し高い体温。
アルコールの香る息。
「おいらさ、これ今日届いてからずっと見てた。そしたらさ、すっごく嬉しくなっちゃって、我慢出来なくなって慌て家を出たんだ。」
「………。」
「もう１秒でも早く見せたかった。」
顔を上げれば鼻がくっつく位近くに貴方がいて、
「…大野さん…」
「…ん？」
静かに笑って居てくれて、だから自然と笑みがこぼれた。
「…ふふ、何か凄い告白聞いてる気がするんですけど、プロポーズですか？これって…」
「うん、あたり。」
冗談で聞いたのに…そう言う事、さらっと言っちゃいますか？
「だっておいら、ずっと待ってたんだよ。皆で祝ってくれた日には何も言ってくれないし、今日だって夕方までには仕事終わるってマネさんから聞いてたのに、何時まで待っても来ないからさ…」
「…っつ、だって…ぃやじゃないですか…、もし貴方が他の誰と…約束して…る、かもって…思ったら…」
俺以外の誰かと楽しく笑っていたらと思うだけで、苦しくて…。
色々想像ばかりが巡って…。
やさしくて、誰とでも自然に居られる貴方だから…。
俺の知らない誰かと笑っている貴方を想像するだけで…苦しくて、そんな自分がもの凄く醜くて…、嫌になる…。
泣きたくなんて無いのに、特に貴方の前だけは泣きたくなかったのに、………。
「…っつ…」
我慢してたものが溢れ出す。
必死に堪えようとすればするほど、壊れた蛇口みたいに溢れ出すから、また膝に顔を埋めようとしたら大野さんが両手で俺の頬を包んで、瞼に唇が落ちた。
「！…っつ、…おおの…」
言葉を遮るように重ねてくる。
軽く触れるだけのキス。
それがやさしくて、
いとおしくて、
俺はただ身動きもせず、
貴方を感じていた…。
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YUY(プロフ) - 汐さん» 見て頂きありがとうございます。うん、イメージ的に真面目な子ほど、分からないんじゃないかな？って。(笑)後半も後５日ですね。待ってて頂ければ幸いです。たまには明るいの書きたくて。(笑)あの子が楽しそうなのが一番！感想ありがとうございました！！ (2015年6月12日 6時) (
レス) id: dde059238c (このIDを非表示/違反報告)
汐(プロフ) - ああー、翔潤の慌てっぷりもかわいいけど、大野さん相葉さんのわかっちゃうかんじもまた、愛を感じますね…！やっと来た、あの子のお誕生日、楽しく読ませていただいてます。 (2015年6月11日 23時) (レス) id: 9e1bb7f1b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUY
| 作成日時：2014年11月25日 15時
