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黒須は辺りを見渡した。微かな月明りから壁１面に何かが貼られているのが分かった。
それも大小様々なサイズであり、普通ならテントが次に標的とする場所か人物に関する情報かとも思ったが、何かがおかしい。
黒須は背筋が寒くなるのを感じた。
見るな！見るんじゃない！！
頭の中で叫んでいた。
人間知らない方が良い事も多々ある。
態々パンドラの箱を開ける必要は無い。
黒須は自分の直感に対して自信があった。
だから別班としてこれまでやってこれたのだ。
踵を反し扉を閉めればこれは終わり。もう２度とこちらへ来る事は無い。
そう判断した時。
マタ「あ、いたいた。」
パチン。
黒「あっ…。」
シチ「何だ、ベキ様のお宝も見たくなったのなら、言ってくれりゃ案内してやったのになぁ。」
１歩遅かった。
部屋を出る寸前に入って来た二人によって目の前にある見てはいけない光景が黒須の目に飛び込んでしまったのである。
黒「…やはり…。」
黒須も薄々気付いていた。
だからそれを見るべきでは無いと判断した。
しかし。
もう遅い。
広がっているその全容。
黒「…これがテントの指導者ノゴーン・ベキの部屋。」
そこにはマタシチの部屋より更にレア度の高いノコルの写真が飾られていたのである。
二人と何処が違うかを言うのは易しい。
二人の写真には基本背景が存在した。時代だけで無く、おおよそ何をした時のモノかが分かる写真が中心であったのに対し、ベキの写真から判断するのは難しい。
そこにはあるのはただひたすらにノコルノコルノコル。
辛うじて年齢だけはノコルの外見から理解できるが、それが夏なのか？冬なのかさえ分からない位近い顔写真ばかりが飾られていたのであった。
マタ「何度も来てもここは良い。」
シチ「ああ…。これはベキ様だからこそ撮れるノコル様だからな。」
黒「…ベキが撮ったのか？」
シチ「そうだ。だからノコル様も安心して素の可愛い表情が撮れてるんだよ。」
黒「可愛いって、このにくたらしい仏頂面や神経質な眉間の皺もか？」
マタ「これこそノコル様の照れ隠しだろ。」
シチ「ほら、耳が赤くなっているのがその証拠だ。」
黒「…。」
ノコルについて初めての収穫は「ノコルは照れると耳が赤くなる。」であり、「ここはただのノコルバカ集団の集り。」である事を知った黒須であった。
黒「帰りたい…。」
黒須はこの集団と馴染めるのか？
一旦終わっておく。
終わり。
黒須主人公になってしまった。(笑)
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YUY(プロフ) - ちえさんさん» アニメ化？か？とかもありますが、何にしても楽しみ過ぎるますね。いや〜早くビジュアルを見たいですよね。 (3月7日 19時) (
レス) @page26 id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - 情報解禁は遅くなるでしょうが、楽しみですねぇ。アクションがある妖精だと嬉しいなwww (3月7日 17時) (レス) @page26 id: 9add11b86c (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - ちえさんさん» 流石にあのタオルを剥ぎ取ろうとする行為はアウトでしょう。(笑)また中丸君の「危ない危ない」がいい味出してくれてましたよね。 (2月17日 15時) (レス) @page25 id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - きゃー卍危うし、気をつけて〜！それにしても毎朝のWおはよ〜と温泉でのイタズラ。翔ちゃんが心配するのも仕方がないかな。藻屑になった後、復活出来るかなぁ… (2月16日 21時) (レス) @page25 id: 9add11b86c (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - ちえさんさん» こちらこそ。ジタバタを見た瞬間にワンコが毛を逆撫でてジタバタしてる姿を想像してました。(笑)ジタバタニノちゃんを見てみたい。 (1月11日 22時) (レス) @page22 id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUY
| 作成日時：2023年6月17日 12時
