in 楽屋裏

だぁ~れだ？（櫻宮） ページ16

楽屋。本日は既に全員揃い、待機中。
メンバー各自好きな事をしている。
二宮は勿論、ゲームをしていたのだが、キリが調度良く、先に進めるには時間が足りないと思い一旦ゲームをオフにして、周りを見渡した。
一人一人を眺め、櫻井が新聞でも台本の類いでも無いことを確認すると、櫻井の後ろへ回り込み手を伸ばした。

和「だぁ〜れだ？」

智雅潤「………。」

ここは只今五人だけ。
せめて声をかえるとかするのなら兎も角、ちょっとテンションの高い二宮の声そのものに三人は一斉に顔を上げる。
目隠しされた櫻井は、始め突然閉ざされた視界に戸惑ったものの、直ぐ口の端を上げ、

翔「え〜誰かなぁ？う〜ん、誰だろう？」

と、とぼける櫻井。
三人は「分かるだろ！」とつっこみたいのを我慢して成り行きを待つ。

和「えぇ？分かんない？」

翔「ん〜、もう少し近づいてくれたら分かるかなぁ？」

和「そっかぁ、じゃあね…」

目隠ししたまま、ギューと櫻井の頭を抱き込む二宮。

和「だぁ〜れだ？」

翔「う〜ん、まだちょっと足りないなぁ？やっぱりほっぺにチュウ位無いとなぁ」

和「ええ〜もぅ、翔ちゃん鈍感さん。特別サービスだからね。だぁ〜れだ？」

と、一応まだ、目を隠し頬にキスする二宮。その手を取り櫻井は満面の笑みを浮かべ振り返り、

翔「あ、分かった！和君だぁ！」

と、お返しのキス。

和「あったりぃ〜。やっぱ、翔ちゃん好き♪」

翔「俺もだよ」


智「………。」

潤「………。」

雅「………？」




続く

(Mステのテンション高い二人見てたら、こうなった…。)

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