一緒だからこそ。緑黄 ページ33
ワンコのご主人様は夢中になると他が見えなくなる時がある。
特にそれが仕事。それもアイドルとしては大切な新曲を覚える作業となると、その集中力は生半可では無く。
雅「♪♪♪」
周りに人が居ようとお構いなしで、最初は頭の中で歌っているつもりが徐々に口ずさみ、最後は完全声に出して歌っているのであった。
和「………。」
しかし20年以上共にしていると、そんな相葉の歌声もそれほど気にならなくなってる。
ＢＧＭとして聞き流すのが殆どだが、ただひとつだけ。しかしとても困った状況を生み出すのである。
和「？っ？！あんっ！もうっ。………相葉さん、相葉さんって！！」
雅「？？えっ？何ニノちゃん？」
和「昨日も言ったけど、そこの音程ズレてるし、歌詞作ってるから！！」
雅「えっ？あっ。ごめんっ、また歌ってた？」
和「それはもうはっきりと。」
雅「ごめんっ！お口チャックするからね。」
和「チャックの前に覚えれば良いんです。」
普段なら別段気にはならないワンコでも、自分も曲入れ前だと話は別である。
ワンコは兎に角耳が良い。
台詞を全部耳で覚えてしまう位に耳がよく、またそれをそのまま記憶してしまう為、ご主人様の外れた音程がそのまま写ってしまうのだ。
そして一度入ってしまった音程を戻す事は大変である。
過去にもご主人様の音程そのままで覚えてしまったワンコは、当日半泣き状態で録音したのである。
もうそれだけは勘弁だと再三ご主人様にお願いするのだが、彼は彼でワンコが一緒だと気分が良いから、どうしてもテンション高く歌いはじめてしまうのだった。
雅「だけどニノちゃん隣に居るとどうしても歌いたくなっちゃうんだよね。」
和「はうっ？！」
同じソファの端と端。一言も話さなくても、ただ一緒に居るだけで気持ちは高鳴ってしまう。そうご主人様に上目使いで告げられてしまったワンコは、不覚にも全身真っ赤になって許してしまうのであった。
和「…なら良いです…。」
だいたいこうして負けるワンコであった。
だから曲入れ当日。
和「あんっ！相葉さん今だけは頭から消えて！！」
苦労するワンコが居るのだった。
終わり。
しやがれより。
ちょっと外れて歌っているのを聞いてる四人がまた良いよねぇ。
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YUY(プロフ) - ちえさんさん» いやいや、あの尻軽パンダにはお仕置きが必要です。(笑)突然ニノちゃんがティッシュの話するからタモリさんもびっくりしただろうなぁ。 (2020年7月26日 4時) (
レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - ゴーちゃん、ティッシュの話に触れてもらえて良かったね(笑)。テンパりすぎて『ブイ』忘れるくらいだから、多少尻軽でも目をつぶりましょうよww, (2020年7月25日 14時) (レス) id: b2bd56270d (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - ひらっちさん» あの早さは笑うしかなかったよね！！(爆)多分この子はリーダー本人よりリーダーの事分かってる気がする。(笑)そして、今日のニノちゃんも最高でした！！！はうっ〜可愛かったよ〜！！良かったよ〜！！ (2020年7月24日 21時) (レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
ひらっち(プロフ) - ニノちゃんのあの正解にはなんでわかったの？ってなったよね？それを当然のようにやりすごすのも凄いけど… (2020年7月24日 13時) (レス) id: ee1a7aadec (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - ちえさんさん» (笑)最初は可愛いだろうけど、毎回やられたら絶対面倒くさい。(爆)やっぱり四人凄いなぁって思いますよ。夜会で鶴瓶さんと飲んでる時とかちょっとそんな感じありましたよね。(笑)あ、片付けたくなってる！(笑)って感じた事ありました。 (2020年7月22日 4時) (レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUY
| 作成日時：2020年5月27日 13時
