以心伝心？赤黄 ページ48
翔「やぁ〜今日の収録はどうなるかと思ったけど、最高だったんじゃない？」
櫻井は楽屋への道すがら後ろの四人に話し掛けた。
コロナの影響で急遽無観客収録となったVS嵐。番組上盛り上がるか不安だった５人だが、櫻井の中では番組史上最大に盛り上がる事が出来たのである。
まるで国民祭典の重役を終えた時の達成感。いや、それ以上の爽快感と充実感で今の櫻井は満たされていた。
翔「やっぱ俺とニノは相思相愛。何だって分かっちゃうんだよねぇ〜。」
と、自信満々どや顔中のドヤドヤのデレデレで櫻井は楽屋の扉を開けるのであった。
翔「はぁ〜、あれは永久保存版だよなぁ。ねぇねぇそう思わない？」
そう言って振り返る櫻井。
皆も同意して讃えてくれると思っていたのだが、現実は櫻井一人を残し扉を閉じようとしている四人だったのである。
翔「えっ？何で？ちょっと何処行くんだよ。」
雅「だって翔ちゃんちょっと怖い。」
翔「なにが？」
潤「いや、確かに凄かったですけど流石に分かりすぎてちょっと引いたって言うか…。」
智「ニノが危ない。」
翔「へ？何でそうなるの？」
三人は二宮を庇う様に扉の前で告げるのであった。
雅「幾ら真剣勝負って言ってもあれはやり過ぎじゃない？」
「とろける」だけで「チーズ」と即答した櫻井。それはまるで二宮なら次に何を言うか、何を欲しているかを完璧に把握している素早さ、的確さだったのである。
幾ら20年以上一緒に居るからと言って、これ程とは思わなかった三人。
二宮の的確な判断も凄かったが、やはりそれ以上に櫻井の理解度は半端なかったと思われる。
翔「だけどこればっかりは仕方無くない？だって何時もニノとの会話はこんな感じだからさ。」
和「だって翔ちゃん。俺が全部言わなくても総てやってくれるから。」
翔「最後まで聴かなくても分かっちゃうんだよなぁ。調子良い時なんて雰囲気だけでも分かるから。」
あ、そろそろお茶が欲しいのかな？それとも今日はコーヒーか。
いや、退屈してきたから番組を変えて欲しいとか、ゲームで負けたから落ち込んでる等々。二宮から発せられた空気だけで、大体の事は把握出来る様になってしまった櫻井だったのである。
翔「なんなら言語なしでも通じるかもしれない。」
智雅潤「…やっぱ怖い…。」
和「うん、俺も今ちょっと思った。」
翔「あうっ？！」
櫻井翔。彼の二宮検定は間違いなく１級であった。
終わり。
VSより。
凄かった！！そして楽しかった！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 183人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
YUY(プロフ) - ちえさんさん» ほんと。逆に相葉さん相手にしないとニノちゃんを負けさせる事は出来ないと思うから、どんどんぶつけて欲しいんだよなぁ。(笑)負けて悄気るワンコが見たいので。 (2020年3月29日 4時) (
レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - ババ嵐。本当ににのちゃんは相葉さんがいなかったら強いですよねー。解説わんこしか見れないのは寂しいですが、相葉愛が見れるなら我慢します。(笑) (2020年3月28日 20時) (レス) id: 1d9f1ca27f (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - ひらっちさん» そうか！相葉さんは顔を隠してニノちゃんはしずかちゃん巻きで相葉さんの何を守るんだよね。(笑) その姿で闊歩して欲しい。(笑) (2020年3月24日 18時) (レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - ちえさんさん» きっと相葉さんの何を守る為に忠犬となって頑張ってるのでしょう！ (2020年3月24日 18時) (レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
ひらっち(プロフ) - ニノ…まさか、しずかちゃん巻きしてないでしょうねww (2020年3月24日 17時) (レス) id: ee1a7aadec (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：YUY
| 作成日時：2020年2月15日 13時
