ある夏の夜完結。 ページ12
雅「ニノちゃん、そのままゆっくり、ゆっくりね。そう、もうちょっと右に移動出来る？」
和「ん、こう？」
雅「そう、上手上手。…良い？ちょっと屈むからその手を緩めて、………行くよ。」
和「う、うん。」
間違いなくその体勢で捕獲するのは至難の業である。しかしご主人様はミラクルボーイ。
不可能をここっ！！って時に可能にする男である。
キャップの鍔を持ち、そうっとセミに近付いた。ジィジィ言ってるセミは動く様子が無い。
雅「今だっ！！」
和「っ、」
ジッ！！
パフッ
雅「………。」
和「………相葉さん？」
雅「やったよ、やったよニノちゃん！」
和「取った？」
雅「うん。今帽子の下に居る。ニノちゃんビニール袋持ってきて。」
和「うん？」
雅「おっきいやつね。帽子さら袋に入れて捨てるから。」
和「でもそれ相葉さんのお気に入り…。」
雅「帽子はまた買えば良いし、それより早くニノちゃんと一緒にお風呂入りたいからね。」
和「はうっ！！」
まっ裸のフル〇ン姿の説得力は半端なく、ワンコのお顔はまっかっか。
こうしてある夏の夜は更けていったのである。
＊
和「ところで相葉さん。」
雅「何？」
和「あのセミずっとああしておくんですか？」
玄関先に置いたセミ入り袋を思い浮かべたワンコ。
まだ頑張っているのだろう。時折ビニール袋が振動し羽音が微かに聞こえていた。
雅「だってゴミの日までまだあるし。ニノちゃん、外であの袋開けられる？」
和「無理。」
開けたら再びワンコのお鼻にぴったんこしてくるかもしれないセミ爆弾。
それを想像するだけで毛並みが逆立つワンコであった。
雅「俺もくっつくならこっちの方が良いし。」
タプタプお風呂にワンコと一緒。
爆弾処理でちょっぴり温度は下がったけれど、その分二人で入れば体温上昇。
和「はうっ…。」
おまけにワンコを後ろ抱きすればますます上昇。
こんな夏の夜も良いんじゃ無いかと思う、ご主人様とワンコだったのである。
終わり。
昨日の続きでした。
あまりにあまりだったので最後は。(笑)
いや、本当に失礼しました。
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YUY(プロフ) - ちえさんさん» ほんと。逆に相葉さん相手にしないとニノちゃんを負けさせる事は出来ないと思うから、どんどんぶつけて欲しいんだよなぁ。(笑)負けて悄気るワンコが見たいので。 (2020年3月29日 4時) (
レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - ババ嵐。本当ににのちゃんは相葉さんがいなかったら強いですよねー。解説わんこしか見れないのは寂しいですが、相葉愛が見れるなら我慢します。(笑) (2020年3月28日 20時) (レス) id: 1d9f1ca27f (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - ひらっちさん» そうか！相葉さんは顔を隠してニノちゃんはしずかちゃん巻きで相葉さんの何を守るんだよね。(笑) その姿で闊歩して欲しい。(笑) (2020年3月24日 18時) (レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - ちえさんさん» きっと相葉さんの何を守る為に忠犬となって頑張ってるのでしょう！ (2020年3月24日 18時) (レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
ひらっち(プロフ) - ニノ…まさか、しずかちゃん巻きしてないでしょうねww (2020年3月24日 17時) (レス) id: ee1a7aadec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUY
| 作成日時：2020年2月15日 13時
