唯一の存在（蔵出し）紫黄 ページ26
潤「………なんでだろ…………。」
松本は昔から動物に好かれない。本人は動物がとっても好きなのだが、動物は松本から逃げようとする。
だけど好きだから手を伸ばせば、報復されてしまうのだ。
しやがれのロケでやって来たワンコ。よくしつけされた人懐っこい３頭であったが、そのどれもが松本に対し逃げ腰であった。
対戦相手で松本同様初対面の生田には直ぐ馴れたと言うのに。
決してワンコに悪気は無い。
勿論だが松本にも悪気は無い。彼はただ単にワンコと仲良くなりたいだけだが、ワンコはどうしてもあの眉から発せられる凄まじきオーラ気圧されてしまうのであった。
松本が一歩進めば一歩下がるワンコ。
一歩一歩一歩。
両者の距離が縮む事は一生無いと分かった瞬間、松本の頭に浮かんだ一匹のワンコ。
潤「………ニノ〜………。」
松本はキュルリンお目目で見上げる二宮の姿を思い浮かべながら、頑張って収録をやり終えたのであった。
＊
そして後日。五人の楽屋。
一心不乱にゲームをしている二宮。
松本は朝から一度も目さえ合わない二宮の姿を見つめていた。
真ん丸モキュモキュお指を忙しなく動かす二宮。ノッてきたのだろう。その表情は真剣だが、口の端が上がっている。
キラキラと輝く瞳に快調なリズムを刻む指。
そして時々見え隠れする柴犬ワンコのお耳とフサフサ尻尾。
二宮が心から楽しんだ際、漏れ出てしまう歓喜の現れであり、彼が心から安心しきった時にしか現れないレア幻影である。
ピョコピョコ動く可愛いお耳と、左右に動くフサフサ尻尾。
松本は収録でもて余していたワンコへの想いが一気に爆発したのであった。
潤「ニノ〜！！」
和「えっ？あ、な、何？？」
突然大声で呼ばれびっくりする二宮。
慌ててピョコンと跳ねたお耳を引っ込め松本の席を見上げると同時に抱き締められた二宮。
智翔雅「？！」
潤「あんっ、可愛い可愛い！」
感極まって頭スリスリからの顎ナデナデ。
腕にすっぽり収まった二宮は意味が分からず困惑の眼差しを向ければ、
潤「ああん、そう、その目なんだよなぁ。」
ワンコと同じキュルリンお目目で見つめられ、松本は決心するのだった。
潤「もう、俺のワンコはニノだけで良い！」
唯一触る事の出来るワンコ二宮を更に愛しく思う松本であった。
終わり。
蔵出し。
大丈夫。このワンコだけは逃げないから。(笑)
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YUY(プロフ) - もとさん» わぁ、ごめん！書いたの消えてた。申し訳無い。ね、本当に一番やっちゃダメなやつ。あの山田君の顔はマジだったからあれは酷すぎる。何であの企画OKしたのか不思議なんだよね？本当やめて欲しいよね？ (2017年12月1日 18時) (
レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
もと(プロフ) - あのどっきりはだめだよね。ましてやメンバーの脱退経験してるグループに。なんとも言えないもやもや感が。 (2017年12月1日 5時) (レス) id: 822bdf2d2a (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - もとさん» 年末は一緒にいる機会が多い分、食生活は安定しそうだよね。ただ、スイーツばかりはちょっと…。(笑)翔さん半分って言っても3つ分位食べたんだよね。凄っ。(笑)いやでもホント、番宣みたいのもあるだろうし、楽しませてもらいましょ！！ (2017年11月23日 11時) (レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
もと(プロフ) - 本当に。そんな可愛い嫉妬からのやけ食いだったりしてね。(笑)想像するだけでめちゃくちゃ可愛いぃやっちゃなぁ。年末のぎりぎりまで働くのだから、しっかり食べて欲しいものです。まぁメンバーがしっかり管理してそうだけど。 (2017年11月23日 6時) (レス) id: 822bdf2d2a (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - もとさん» そうなのよ。何かやっぱり旗を相葉さんに渡しちゃう姿を想像しちゃうの。最初はいいよ、いいよ、って遠慮するだけど三人に背中押されてにのあいで持っちゃうのが理想。(笑)仲良い兄弟と家族の図かな？(笑) (2017年11月14日 20時) (レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUY
| 作成日時：2017年10月11日 12時
