僕は貴方と同じ夢を見る。終末時計2 青黄 ページ1
僕は貴方と同じ夢を見る。
何故この人は昔からこうなのだろう。
飄々としていて何を考えているのか分からなくて。
実際何も考えていない時も多いけど、この人の頭の中は常に様々な映像が広がっているんだと感じる時がよくある。
だからこの人の発想は人知を超え、所詮庶民の自分では理解出来ない物事を描く事が可能なんだと最近思い、俺は楽しんでいる。
私はこの人のそんな所が大好きだ。
子供じみた話までも真剣に信じたり、当たり前の事がこの人の中では当たり前じゃ無くなって枠が消える。
お陰で私の様な変り種にも同じ様に接してくれたんだろう最近思う様になっていた。
今でこそ認知されて認めてくれる人が増えたけど、多感な中学生時代に異質だった私にも変わらず接してくれた人。
そんな貴方だったから初めて心から信じられ、貴方の放った言葉は特別な存在になったのだ。
＊
『ノストラダムスの大予言って信じてる？』
貴方はとても真面目腐った顔を近付け、まるで内緒の暗号の様に尋ねた。
正直あの頃の私が本気で信じていたかは甚だ疑問であるが、貴方のその真剣な目差しに私はとても興味深く、貴方の次の言葉を知りたくて「うん。」と速答したのを覚えている。
すると貴方の瞳は見た事無い位キラキラ輝いて「わぁ、一緒だぁ〜。」と喜んでくれたのが印象的だった。
あれから20年近くが過ぎた今。
ノストラダムスの大予言は未だ訪れず、地球はこの銀河に変わらず浮遊している。
あの頃の貴方は何故あんなにもあの予言を信じていたのだろうか？
単に不思議な事が好きだったのなら、もっと身近な予言や超常現象にも興味を示して良い筈だが、貴方はそこまでの関心を示したモノは無かった。
嵐になってからそう言ったテーマの場所をロケする機会が何度もあったが貴方は淡々としていたのを覚えている。
不思議だった。
「怖く無いの？」と聞いても、怖そうには見えないから、「何で怖く無いの？」と聞いた事があった。
「だって見て無いから。」
と平然と答える貴方。私は吹き出し笑って、貴方への興味が更に上がった事を思い出す。
見た事無いから怖がりようも無い。
「確かにそうだ。」と妙に納得をしたのだが、今にして思えばなら何故あの予言だけは信じたのだろう？
1999年人類滅亡
奇しくも我々はその年に一つになった。
それから18年目。
貴方はまだこの予言を信じているだろうか？
もし信じているのなら私はどうしても聞いてみたいのだ。
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YUY(プロフ) - ちえさんさん» いえいえ。こちらこそ何時もありがとうございます。どうもこの二人のイメージは家族に近いんだよね。もう恋とか飛ばしちゃった感じかな？相葉さんが唯一お兄ちゃんになれる場所。(笑)まず誕生日企画一弾お待たせしました。(笑) (2017年6月25日 18時) (
レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - むふふふっ。いいなあ、この感じ。ベタベタしてないのに、空気感がどうにも甘い時ありますよね。あの二人。素敵なお話ありがとうございました！ (2017年6月25日 14時) (レス) id: c694c3d91d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUY
| 作成日時：2017年2月16日 13時
