嫌いなのに ページ10
Aside
背中合わせに、其々攻撃する。もうこの間の捕虜のお蔭でこいつらの弱点は分かってる。
私は血を飛ばしながら、中原に指示を出す。
貴『中原ぁ!今から走り出して、相手のボスの重力操作して!重く!!』
中「あぁ!?何でだっ!?」
太「中也、諦めな。」
貴『私の指示が間違った事はある?』
ニヤッとニヒルな笑みを浮かべた。軽く舌打ちが聞こえたが、まぁ無視しとこう。
中原は駆け出して異能を使い、敵のボスを押さえつけた。
貴『なーいす!』
中「へ、こんなの朝飯前だぜ。」
私も最後の相手を倒そうと思ったその時だった。
パァンッ!
乾いた銃声の音が聞こえた。
私は振り返った。見えたのは
血を流し乍、太宰が倒れているところ。
太「カハッ…」
貴『えっ……ちょ、だ、ざい?』
中也と駆け寄るが、意識が無い。何か、金属音が聞こえた。
ハッと弾かれたように上みた。其処には、残党が居た。
敵「ははっ!!
攻撃の中原中也!治療の荒中A!反異能の太宰治!
いくら最強でも、お前らに足りないのは、守備だよ!!」
中「手前っ……!!」
中也は敵の方に走り出した。私は短刀で手を裂いた。
赤黒い光が太宰を包む。
この際血なんて如何でもいいから。太宰、目を覚まして。
貴『異能力____【汗血公路】!!』
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作者名:スピカ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kid0019/
作成日時:2016年8月15日 11時