【文スト】此奴等？大嫌い【双黒】 (ページ35)

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嫌いたいページ35

太宰side

心配だなー。
ここ最近、Aは異組織の刺客と仲が良くなっている。

今日だって、私について来たと思ったら、真逆の刺客の為にだった。

貴『刺客さーん。体調如何？』

ス「んー普通に元気。」

貴『そう。ならいいや。』

恋人達の会話かな？

……でもね、心配なのは其処じゃないんだ。

彼女は本当にマフィアを理解しているのか。

冷徹に慣れきれないなら...

太「……A、今日はこれぐらいね。」

貴『あ、もうこんな時間！？じゃあ私紅葉姐様の所に行ってくる！！』

Aは背を向けて走り出した。

其れを見届けてから、捕虜と向き合う。

太「何時もAの面倒見てくれて有難う。
其れなりにAに好意が出てきたんじゃない？」

すると捕虜は顔を真っ赤にさせた。嗚呼。罪深い子だよAは。

太「あの子の何処が好きだい？」

ス「…眼鏡を掛けて本を読んでいた姿……とか。」

俯きながら話す彼。眼鏡か……

太「…眼鏡かぁ…ふふっ、君とは仲良くできそうにないね。」

ス「俺も……主みたいな優男とは仲良く出来ん。悪いな。」

互いににらみ合い、そして言葉を紡ぐ。

太「悪いとは思ってないでしょ捕虜さん？」

ス「主も扱いは大概だと思うけどな？」

暫くは、此奴をブラックリストに入れておこう。

冷徹に慣れきれないなら...

彼女は必要なくなる。