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嫌いじゃねぇし ページ23

中原side




荒中が油断するから、そうやって怪我するんだよ。

俺の反応が遅いから、お前が血みどろに成るんだよ。




気付いたら俺は、「汚濁」を使っていた。



まるで自分が自分じゃないみたいだった。




形振り構わず全てを吹き飛ばしてく。もう敵も残ってないというのにな。


気付けば少し口の中が鉄の味がした。でも、俺は気にしなかった。

そんな時だった。



貴『おい!短気で馬鹿のちびっこマフィア事中原ぁぁ!!』

中「あ""?」



荒中の声が響いた。おい誰がチビだ。俺は何時もの乗りで殴ろうとした。なのに、


「俺自身」は、荒中に攻撃を仕掛けた。



貴『わ!?』


辛うじて躱した荒中。俺は隙をみては重力子を荒中に投げた。





貴『巫山戯んなよ!!女だからって舐めんなこのチビ!!』

中「あ"
!?!!」


一言一言が癪にさわる。唯殴るだけでいいのに、俺は潡々重力子を投げる。



やめろやめろやめろ!!それ以上は彼奴が死ぬ!!



なのに止まらない。如何すればいいんだよ!?


貴『あぶなっ!』タンッ____



荒中が躱す時に空中に飛んだ。


中「ハハッ!!!」

貴『っーー!』


其れを見逃さず、彼奴の頬に攻撃を翳めた時だった。


完全に俺は荒中を仕留めに向かう。







貴『やっちゃえ……太宰。』

太「異能力____【人間失格】。」



辺りが青緑色に輝いたと同時。

後ろから誰かに捕まれて、俺の意識は途絶えた。

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作者名:スピカ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kid0019/  
作成日時:2016年8月15日 11時

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