嫌いだよ ページ2
太宰side
シトシトと雨が降る。これでは川にいけない。
何故なら横にいるこの子が止めるから。
太「最悪だ……これじゃ入 水できないじゃないか。」
貴『まだ言ってんの?』
声が聞こたから振り替える。そして同時に顰めた。
太「君の顔を見て更に嫌になった。」
貴『朽ち果てろ。』
私の背後を取ったのはAだった。うわぁ…気分下がる。
貴『折角遊戯に誘ってやろうと思ったのに。』
太「遊戯……?何すんの?」
するとAはドヤ顔で言った。
貴『双六だ!』
あまりの阿呆さに、頭を抱えた。
貯めて言うことなのかな?然もそろそろ成人する私達がやる事なのかい?
太「……如何でもいい。」
こんなことに時間をかけるなら、雨粒を数えていた方が幾分かましだ。そう思って再び窓の外を眺める。
貴『中原泣かせね?』
太「乗った。」
予定変更。取り敢えず、二人でハイタッチをした。
名付けて、
「〜中也ボロボロ残念双六の思い出作ろう同盟〜!」
……考えたの私だけど何か問題ある?
貴『じゃあ、中也呼んでくる。』
そうして、私の部屋で双六をする事になった。
10分後。
太「ブフッ…ちゅ、中也弱すぎっククッ」
中「お前ら真逆
貴『あはは!!ひーっお腹痛いっ!』
私達が考えたのは、「中也が双六でどんだけ回しても1しかでない」と言うおふざけ。
まぁ、要するにちょっとした手品だ。
中也の純粋さにお腹を抱えてるところ。
貴『あ、あがり!』
太 中「はぁぁ!?」
そんな雰囲気は一瞬で終わった。Aが一番に上がったから。
何私見捨てられた!?
やっぱAなんて嫌いだ!!
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作者名:スピカ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kid0019/
作成日時:2016年8月15日 11時