最近相棒が求婚してくる件について【中原中也】

17、中也のキャラが固定されました ページ21

すると上から声が降ってきた。


「何をもさっとしておる！さっさと戻って＿＿＿……と、Aか。」


姐さんだった。

後ろには夜叉が此方を窺うように覗いていた。


『姐さんが稽古をつけていたんですね。』

「まあの。すまんな、最近お主の相手をしてやれなくて。」


中也の所為だったのか。

何か姐さんを取られた気分。

……腹立つ。


『否、稽古つけなら仕方がないですよ。』


仕方がない。

そうだ。

だって壁を破るくらいに激しくて厳しい稽古。

きっと大事なんだ…………ん？

壁をぶち破る……。


『……この壁って本拠地でも有数の分厚い壁でした、よね……？
　あれ、それ破ったって…え？んえェ？』


あーれー？おっかしいぞー？

中也の異能は対象物に触れて……何するんだっけ？


「重力、ベクトルを操作する。」

『そうそれそれ。…おい太宰仕事は如何した。』

「……てへぺろっ！」


いつの間にか後ろから来ていた太宰。

仕事をサボって此処に来たようだ。

アンタがんなことしても可愛くなんざないわ。

いやでも一寸可愛い。


『…じゃなくて、どんな重力操作したら壁が壊れんのさ。』

「重力で重くなったまま夜叉に飛ばされた。」


夜叉をチラッと見る。

すると何処か誇らしげだった。

……うん、はい。


「却説、休憩も出来たじゃろう。
　そろそろ再開するぞ。」

「はい。」

『うわ、君敬語話せたんだね。』

「……。」

『あれ、真逆の無視？』


あれか、必要以上は喋りたくない病か。

太宰の話を聞いてる限り絡みやすそうだったのに。


『可愛くない奴。』

「そくっりそのままお返しする。」

『はい殺す〜！』


愛想もない。

子供っぽい。

その上生意気で口が悪い。

太宰の云う事って本当に中るから死んで欲しい。

18、Q.中也は何処いった？A.舞台裏→←またまたイメ画貰いました！いぇーーい！

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