三代目死神が愛した＿＿。6【名探偵コナン×暗殺教室】

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Aside


　キュラソーを仕留めたのか、風見さんを運んでいる途中で銃撃が収まった。
　そしてジンから電話が掛かってくる。


『観覧車を爆破し公安共を一掃する。今すぐ出ろ』
「キュラソーは？」
『死んだ』
「了解」


　キュラソーが逃げ切ったという微かな希望を夢見ていたが、ジンが言うなら確実に殺したんだろう。だが後悔している場合ではない。私は今できることをしよう。
　風見さんを引き続き運びながら、携帯を耳に当て、烏間室長に電話を掛ける。


『なんだ？』
「これから観覧車を爆発させるつもりみたいです。もし陰が観覧車内にいるなら避難させてください！」
『分かった』


　私から陰にコンタクトは取れない。
　もしさっきまで風見さんを運んでいたのが陰で合っているなら、巻き添えを与えてしまうことになる。

◇

Shade4 side


　風見さんを運んでいる途中、Aさんが近付いて来たので風見さんを置いて俺は逃げた。
　Aさんは俺を追うでもなく、そのまま風見さんを引き継いでくれたので、もしかしたら俺が陰だと気付いたのかもしれない。
　本当に勘の鋭い子だ。


「赤井さーん！ 安室さーん！」


　これからどうしようと考えていると、少し離れたところでコナン君の声がした。
　コナン君はライと合流したようで、俺は会話が聞こえる位置に移動する。
　ライがここにいてオスプレイが撃ち落とせていないということは、やはり頂上から狙うのは難しかったようだ。

　何かサポートできることがあるかもしれないと耳を澄ませていると、烏間さんから連絡が入る。


『今殺崎さんから連絡が来た。観覧車を爆発させるつもりらしい。今すぐ避難してくれ』


　マジか。直接的な攻撃を仕掛けてきたから爆弾の解除は出来たんだろうけど、まだ残ってる爆薬で爆発させるつもりか。
　その情報を知らないであろうコナン君とライの様子を見ると、上にバーボンもいるのに気が付いた。

　爆発させるつもりだと知っても、コイツらは避難しないだろうな……。




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