え、やめてください ３【忍たま】

トリップ 危ないよ ページ4

この事を知っているのは





５、６年生と４年生の三木ヱ門さんだけのはず

…だったら









『善法寺さん…何でその事を言ったのですか……』





なんて事してくれたのさ





伊作「いやー…話の流れでね」





どんな話してたんだよ





『…善法寺さん、私の事どれくらい話しました？』





ゆっくり目をそらすもんだから

大体の事は話したんだろう…忍びとしてアウトだよ





『自分の事はまだしも

他人の情報を余り話してはダメじゃないですか』





首を落として、ご最もです。と苦笑いをしていた

隣で伏木蔵が慰めているし





雑渡「あらー伊作君、叱られちゃったね」





たぶんこの人のせいでもあるんだろうけど

話術とか得意そうだし





『善法寺さん、委員会が終わってからで良いので

私の部屋に来てくれませんか？』





全部が全部伊作のせいじゃないし





伊作「えっと…どうして？」









ちょっと言い過ぎたかも





『薬草が沢山取れたのでお裾分けしたいのですが

何しろ量が多いので１人じゃ運べないのです』





薬草と聞き顔色をパァァっと明るくさせる





伊作「本当かい！？ありがとう！」





ニコニコと笑っているのでよかったと思う

…情報は余り喋って欲しくないけど





雑渡「Aちゃんに注意というか忠告しとくね」





少し空気が変わったので

しっかりと雑渡さんの片目を見る









.









雑渡「君…このままだと危ないよ」





危ない…





『どちらの意味でしょう』





私が危ないのか、私が周りに危険を及ぼすのか





雑渡「両方かな…これ以上は言えないよ

タソガレドキに来るって約束してくればいいけど」





周りを巻き込んでしまうのだろうか

タソガレドキに‘‘入る’’じゃなくて‘‘来る’’…ねぇ





『今すぐタソガレドキに行くのは困りますので

お断りいたします』





話の意味をわかった伊作さんがハッとなる









ここで了諾すれば

私はタソガレドキに攫われることとなる





雑渡「いいね、余計欲しくなった」





この人









嫌いだ

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