トリップ 本人しか ページ20
Aが去ったあと
雷蔵「それで
僕が寝ている間に何があったのかな？」
雷蔵がニコッと効果音が聞こえるように笑う
三郎「…結論から言うとだな」
ニヤリと悪毒笑いながら
.
三郎「可愛かった」
布団を片付け始めた
八左衛門「何でいっつも良い所お前なんだよ！」
勘右衛門「そりゃ可愛かっただろうねぇ
なんせしがみついてたんだから！」
雷蔵「全く…羨ましい奴だよ」
勘右衛門が三郎の胸ぐらを掴み
グラグラと揺らす
兵助「でも何でそんな事になったんだ？」
勘右衛門の手を叩きながら
三郎「泣いていたんだ」
少し声のトーンを落としながら話す
雷蔵「…そんな、どうして」
彼女の泣く姿の見たのは彼女の両親の時だけだ
普段から泣くような人ではないので
これには皆驚いた
三郎「詳しくはわからん
…だが、恐らく怖い夢でも見たのだろう
勢いよく起き上がったあと右手を見たまま
困惑した顔をしていた」
三郎の雰囲気から察するに
結構やばかったのだろう
勘右衛門「泣くほど怖い夢って…」
八左衛門「両親の事か？」
雷蔵「じゃあ何で右手を見ていたの？」
兵助「こればっかりは本人しかわからないな」
皆頷いた
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『……はぁ』
ため息が出るのも仕方がない
なんだか髪を結うのも億劫になってきた
休みだし今日は結わなくていいや
あー、薬草取れたから伊作さんにお裾分けしないと
医務室にいるだろうか
.
雑渡「やぁ」
薬草を持って襖を開けたら雑渡さんがいた
何時もは誰かしらといたから大丈夫だったけど
…面倒臭いな
『どうも』
そのまま横を通ろうとすれば
雑渡「相変わらずつれないなぁ」
目の前に立ちはだかる
ま、そんなことだろうとは思ってたけど
『これから医務室に
薬草をお裾分けしに行くのですが
…話があるのならそこで致しましょう』
こちらから
話を持ちかけられるとは思わなかったのか
雑渡「うん、いい案だね」
片方しか見えない目が弓形になった
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堕落性(プロフ) - 女郎花さん» そうなんですよ、母の身を案じてくださりとても嬉しいです。ありがとうございます！色々と気を付けていこうと思います！ (2018年9月7日 21時) (
レス) id: 45750090ec (このIDを非表示/違反報告)
女郎花(プロフ) - 堕落性さん» タンスがですか!?堕落性さんにもお母様にもお怪我がなくて本当に安心しました。今後とも余震等にお気を付けてくださいね! (2018年9月7日 19時) (レス) id: eec5906db8 (このIDを非表示/違反報告)
堕落性(プロフ) - かぶたろうさん» こんにちは。ありがとうございます！家族を含め怪我もなく電気が復旧して安心しております。ご心配をありがとうございます！更新も頑張っていこうと思います！ (2018年9月7日 15時) (レス) id: 45750090ec (このIDを非表示/違反報告)
かぶたろう(プロフ) - こんにちは！いつも更新されるのを楽しみにさせていただいてます！地震大丈夫でしたでしょうか？安全にお気をつけくださいませ！ (2018年9月7日 8時) (レス) id: f3abb3c0d2 (このIDを非表示/違反報告)
堕落性(プロフ) - 女郎花さん» ご心配をありがとうございます。タンスの下敷きになりそうでしたが母が咄嗟にタンスを支えてくれたので怪我はありませんでした。母の愛を改めて感じました。電気が復旧しましたので少し多めに更新しますね！ (2018年9月7日 8時) (レス) id: 45750090ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：堕落性 | 作成日時：2018年8月18日 17時
