え、やめてください【忍たま】

トリップ 曲者 ページ43

今日は





また何やら１年は組が実技の途中で厄介事に巻き込

まれ５、６年生と先生方が助けに向かった為

授業がストップしてしまい各々時間を持て余してい

た





委員会が成立するところはあるらしいけど火薬委員

会は人数的に無理だったので無く、

話し相手でもいないかなと思っても…

伏木蔵は包帯の整理、怪士丸は図書室の当番、

孫次郎は毒虫達の回収、平太は３年生の富松さんと

２人だけで委員会





２人だけなのに大丈夫なのだろうか

そう思い暇なので様子でも見ようかなと用具倉庫の

前まで来たのだが





平太「あ、Aどうしたの？」









何故か平太１人で武器の整理をしていた





『んー…富松さんは？』





当たり前だというように





平太「方向音痴の２人を探しに行ったよ」





……色々と聞きたいけど今はとりあえず









『暇だし、何が出来ることがあれば手伝うよ』





平太の手伝いかな





平太「本当？…ありがとう」





へにゃりと笑う姿はとても可愛らしい、

目の前にある箱を運ぼうと手を伸ばしたが……

何だかドーナツみたいな形をした不思議な武器が

１つだけ混ざっていたので多分入れる場所を間違え

たんだと思い









.









『この武器ってど…ッ！平太！』









平太を押し倒すように伏せるとすぐ横に手裏剣が刺

さっていた









.









「当たると思ったんだが」





平太「ヒッ！」





手裏剣が飛んできた方には文字どうり忍者がいた

この場合は曲者だったっけ





「ここの学園長はどこだ」





先生方や上級生がいない時に来たけど狙ってた訳で

は無いらしい…偶然か

学園長の部屋すら知らないなんて…

初めて忍術学園に来るのだろうか





『おかしいですね…侵入者が早々入れる所ではない

のですが』





すると曲者は悪毒笑い





「サインをしたらすぐ入れてくれたさ、全く…門番

がヘボで残念だったな、それより質問に答えろ」









小松田さんに見つかるなら強い忍者では無いはず

…てかぺらぺら喋るなこの忍者。高いお金に目を付

けただけのヘボ忍者なのでは？





『例え質問にお答えしても信じてくださらないので

しょう？』





こういう子供は無視してさっさと学園長の所へ行っ

て返り討ちにされてしまえばいいんだよ









「ガキが調子に乗るなよ」









いや、早く行けよ…こいつ本当に忍者？

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