え、やめてください【忍たま】

トリップ 聞いています ページ42

だからといっても





『竹谷さんの事は孫次郎から色々と聞いているので

存じております』





やはり後輩からどう思われているか気になるようで





八左衛門「…例えばどんな？」





少々食い気味に聞いてきた









『５年ろ組竹谷八左ヱ門さん生物委員会委員長代理

一度飼った生き物は最後まで面倒見るのが人と

して当然信念を持っていて、明るく責任感が強く

生物委員会の１年生からは信頼度が高い。

委員会のことで日々忙しそうですがたまには休んで

欲しいとのことです。

それから「も、もういい！」…あら』





片手を額に当て、顔がとても赤くなっている八左衛

門さんは１年生から褒められて嬉しそう









『ここからが本番なんですけど』





まだ顔が赤い八左衛門さんはただ首を横に振るだけ

だった





あー…これいじりがいがあるやつだよ





勘右衛門「八左衛門ッ照れすぎ…ブフッ」





勘右衛門さん以外の人も笑っている





八左衛門「そ、そこまで照れてな

『おや、でしたら』あ、いや…」





反応がウブなのでついからかいたくなってしまう





八左衛門「…絶対お前火薬じゃなくて作法だろ」





このくらいで作法と決めつけないでほしい





『れっきとした火薬委員です』





作法ってそんなにエグいのだろうか？まぁ、委員長

が仙蔵さんだから何となくわかるけど









雷蔵「そういえば、なんで火薬委員会にしたの？」





え、それ兵助の前で言うのはちょっと…





『なんでと言われましても…』





先程の仕返しのつもりなのか





八左衛門「黒髪美人さん目当てか？」





そこそこ大人気ないことをしてきた。

実際私の方が年上だけど…てか、黒髪美人さんどれ

だけ広まっているの









『池田さんと伊助が是非来てくれと言ってくれたの

で、兵助さんの印象も悪くなかったですし…』





しばらくの間があり









兵助「…え、それだけ？」





兵助さんがそれを言うのはちょっと傷つく









.









三郎「要は、受け入れられたからって事だろ」





この人は本当に察しがいい









『そういう事です』

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