え、やめてください【忍たま】

トリップ 顧問 ページ20

翌日





授業中も委員会の事について考えていた

本当に私が火薬委員会に入っても良いものか…

三郎次さんも伊助も是非といった感じだったがあの

美人さんはあの時いなかったしな、幾ら人数が少な

いと言っても２人の１年生を面倒見ることが出来る

のだろうか、逆に大変なのではと考えが出てしまい

行動が出せずにいた









平太「委員会のこと？」





項垂れていたら平太が話しかけてきた





『そうなんだけど…私が入っても大丈夫なのかなっ

てさ』





苦笑いをすると





平太「…僕が用具委員会に入った時ねビビる僕に食

満先輩と富松先輩が笑顔で丁寧に教えてくれたん

だ、とても優しい先輩だった。用具委員会に入って

くれてありがとうってお礼を言われたんだよ」





平太はニコッと笑うと









平太「だからAも大丈夫だよ、覚え早いし」





背中を押してくれた





『ありがとう平太、委員会頑張って、私も顧問の先

生のところに行ってくる』





笑顔で見送ってくれた

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





土井先生のところに行こうとしたら日向先生に１年

は組は実習のため帰りが遅くなるらしい

なら委員長代理の５年生に言おうとしているのだが





…あの人の名前知らない





さっき日向先生に聞けばよかったと後悔しながら美

人さんを探すべく５年生長屋を歩いていると紺色の

５年生が見えたので近づくと









髪質が…個性的？な人がいた。もうこの人に聞くし

かないかと思い









『あの、すみません』





「……ん？」





可愛らしい顔立ちにしては低い声が聞こえた





『５年生で黒髪の美人さんを探しているのですが…

わかりますか？』





考えるような素振りを見せたがすぐに





「あぁ、兵助のことか…俺そいつと同室だから伝言

なら俺から言っとくよ？」





あら、わざわざ有難いけど委員会のことなんだよ

それとなんで矢羽根が聞こえるのかな、誰に何を報

告しているんだよ





『わざわざありがとうございます。ですが委員会の

事ですので自分の口で言わないといけませんから』





礼をしてその場を去ろうとするが









「え、なになに、火薬委員会に入るの？」





肩を掴まれました

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