え、やめてください【忍たま】

トリップ コミュ力 ページ21

なんで





「君なら学級委員長委員会でもやっていけると思う

よ」





私に構うのだろうか





『私は誰かの前に立って指示をするのは抵抗がある

ので学級委員長には向いてませんよ』





掴まれた肩は逃げられないようにするためかガッチ

リとされており





「そうかな？やって見なければわからないし君１年

生にしては冷静だから向いてるって」





全然離してくれる気配はない









やっばい、どうしよう





何を言ってもこの人コミュ力高そうだからあしらわ

れるし、逃げようにも逃げられない









ヒュッ









今の矢羽根は私でもわかった









《そのまま》









やっぱりさっきの矢羽根は誰かに私のことを報告し

ていたんだ、そのままという事は他の５年生が来る

ってこと…やばいやばいやばい









警戒力が高まり本能が働いたせいか体が勝手に動く









「…っあれ？」





気づいたらこの人の背中に立っていて









『！？…失礼します』





今はとにかく逃げようと廊下を走った

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





こ、怖かったぁ…可愛らしい顔してなんてことをす

のだろうか、がむしゃらに走ってきたからここが何

処かもわからない





思わずため息がでそうなのを堪え、足を進めると









６年生の中にあの美人さんがいた





あ、と思い声をかけようとするが…名前がわからん

さっきの怖い人が名前を言っていた気がするんだけ

ど色々あって忘れてしまった。

確か…へい、へい……助平？いや、誰が子供の名前

を助平にするんだよ





走行しているうちに美人さんが立ち去ろうとしてい

たので









『あ、あの！そこの黒髪美人さん！』





大きめの声で言ってしまった









.









兵助「………え、もしかして俺？」





６年生の誰かが吹いていたけど私はそれどころじゃ

なかった

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