＿＿＿2 ページ10
ジミンside
テンポよく光るフラッシュと、シャッター音
「ホソク、違う。もっと睨みつけて、そう、そう」
スタジオに響くAの声
「あー、違う。そっちじゃない。もっと挑発して」
いつもは難なくこなすホソギヒョンがどんどん険しい表情になっていく。
JN「なんか、圧倒されるんだけど」
JM「あんなA初めて見ますよね」
何より俺らが驚いてるのはAの豹変ぶりだ
こんなストイックに撮影するものなんだと感嘆した。
「うん、良いね。チェック入ろう」
HK「はい、ありがとうございます」
Aのピリついた雰囲気に思わず敬語になってるヒョン
しばらくモニターに映し出された写真たちをチェックして、ニンマリ笑ったA
的確なポージングの指示と、ストイックな声掛けでモニター越しのヒョンはいつもと全然雰囲気が違かった。
JM「すご…」
思わず武者震いをする。
「次、ジミナ」
JM「よろしくお願いします」
再びピリっと緊張感のある空間になる。
「ジミナは充分セクシーな表情出来るから、別の感じにしてみよっか」
JM「別の感じ…」
可愛い、悲しい、妖艶、…なんだろう？
シャッター音とフラッシュが始まり、ポージングを決めていく。
ただただシャッター音が鳴り響くだけで、Aは何も言わない
これで合ってるのだろうか？
しばらく撮り続け、レンズから顔を離したAは
「ジミナ…セクシー以外の表情全然ダメだわ」
JM「え…？」
「ちょっとガッカリ。プロならもう少しマシなの出来ると思ってたわ」
ちょっと休憩する、なんて言ったA
なんだよそれ…
たかが数週間一緒に仕事した彼女に、いきなりそんな言われるとは思わなかった。
悔しい、ムカつく
JM「A、もう1回撮って」
カメラを置こうとする彼女の腕を掴んで睨む
出来ない事があると気が済まない
このままじゃ俺の気が収まらない
「…分かった」
悔しさと怒りの感情に任せて、レンズ越しのAを睨みつけた。
吸い込まれればいい
圧倒されればいい
そのままひれ伏せてしまえ
フラッシュを浴びる度に感情のコントロールが出来なくなってくる
「ふっ。最高だねジミナ」
気が付けば汗をかいていて、Aもうっすら汗ばんでいた。
JM「…って、まってもしかして」
「そ、煽り撮影でーす」
やられた
Aはわざとああいう言い方をして、俺の感情をわざとコントロール出来なくさせたんだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1463人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「BTS」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ましゅまろぺんぎん。(プロフ) - めっちゃ面白いです！久しぶりに小説よんで声出して笑いました笑笑 (2019年12月17日 17時) (
レス) id: d6b2875ec7 (このIDを非表示/違反報告)
white(プロフ) - なーなーRMさん» ご指摘ありがとうございます！修正致しました！ (2019年10月26日 22時) (レス) id: a3ef8e9dcd (このIDを非表示/違反報告)
white(プロフ) - mzarさん» グクとのこのもどかしさ堪らないですよね〜！笑 ありがとうございます！更新頑張りますね♪ (2019年10月26日 22時) (レス) id: a3ef8e9dcd (このIDを非表示/違反報告)
なーなーRM(プロフ) - 6が2つありますよー。 (2019年10月26日 22時) (レス) id: 18f355ce64 (このIDを非表示/違反報告)
mzar(プロフ) - ジョングクと色々ありそうで意外とまだ口にキスしてないのもどかしい〜笑 面白くていつも更新楽しみにしてます！（＾Ｏ＾） (2019年10月22日 15時) (レス) id: 396d74e57b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：white
| 作成日時：2019年9月8日 20時
