検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:6,931 hit

合同任務 ページ4

柱合会議でのお館様からの言葉には耳を疑った。


Aにも鬼舞辻の追っ手が迫って居ようとは。
だが考えてみれば、Aの能力は鬼にとってとてつも無く痛手となっているだろう。






「カァァ カァァ 炎柱 炎柱‼︎任務!!東ヘ向カエー‼︎」


縁側で物思いに耽っていれば、俺の鴉、要が任務を告げに来た。


「カァァ カァァ A A‼︎任務‼︎東へ向カエー!!」


「ん?呼んだ?」



続いてAの鴉の奈津まで任務を告げた。



「合同任務か」

「そうみたいですね」





急いで隊服に着替えるとAと共に全集中の呼吸で現場へ向かう。


なんだかんだAとの任務は、帝都で十二鬼月を倒した時以来ではないだろうか?





「杏寿郎さん 相変わらず速いですね」


俺のすぐ後にAが到着する。やはり全集中の常駐もあの頃に比べて格段に違う。




「Aも大分速くなったな!もう追いつかれそうだ」


鬼が出るとされる街まで様子を探りながら歩くことにする。






「私 お館様に柱にならないかって言われました」

「!!それは本当か!」

「もちろんお断りしました」



Aがサラッと言った一言に驚いたが、そうだろうと思った。

Aは入隊してから柱になりたがらない。
Aを危険に晒したくは無いので、本人が望まない限り素直に背中を押せない自分も居る。




その後は他愛もない話しをしながら歩いた。
頭突きの少年とその同期の話しや、Aが仲の良い蝶屋敷の少女の話し。




このまま鬼など現れず誤報だったと笑って帰れたら良いのに…そんな事を願いながら俺たちは足を進めた。









.

歌い手対歌い手→←必ず



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (25 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
106人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:こあら。 | 作成日時:2021年11月26日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。