任務 ページ15
少し前の話になるが、俺は炎柱である父、慎寿朗の代わりに柱合会議に向かった。
確証は無いが、母親の瑠火を亡くしてからは酒に走り自室に籠るようになってしまったからだ。
案の定、お館様や他の柱からは懸念の声が上がった。
無理もない。
「自身が柱足りるというならば 言葉だけでなく実績で。
そうすれば自ずと皆 認めてくれる
君の実力を示しておいで 杏寿郎」
父上の管轄下で十二鬼月である鬼が出たとの情報が入り、何よりもお館様の言葉に俺は必ず柱になると決めた。
「それから 君の継子の事だけど Aは凄い才能の持ち主だ。
期待して居ると伝えてくれるかな」
「…はい!ありがとうございます!」
Aに早く伝えよう。
「A!」
俺は帰るなりAにお館様からの言葉を伝えた。
「勿体ない言葉です!期待に応えられるよう、日々鍛錬して参ります!」
Aは喜んでいた。
次の任務にも同行させよう。きっと良い経験になるだろう!!
東京 帝都。
いよいよこの日がやってきた。
隊士の指揮は俺が取る。
甘露寺は俺がと行動し、Aは鬼殺隊に入隊して間もない事もあり、サポートに回って貰う。
長い夜が始まる。
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作者名:こあら。 | 作成日時:2021年6月25日 22時