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『晋助様に、Aが祭りに行きたいって言っちゃったっス！』
『ええ！？』
そう驚くが、またちゃんが申し訳なさそうな顔をしているため、それ以上何も言えない。彼女に「大丈夫」と返し、肩に手を置く。
『いいの、言おうかなって、思ってたから……』
本当は「行きたいです」、なんて言わないつもりだったのだが、こう言わないと彼女は自分を責めてしまう気がした。
私の言葉に本当か疑い深く聞いてくるまたちゃんに、大きく頷いて見せる。
『むしろ言いにくかったから、言ってくれてありがとう』
ね、と笑いかければ、ようやく結んでいた口元を緩めた。安堵した顔を見せる彼女に私も安心し、またちゃんは浴衣を用意すると言って立ち上がる。
またもや慌ただしく襖を開けた彼女に笑みが零れるが、それ以上に晋助さんのことが頭に浮かぶ。
私が行きたいと言っても、彼は本当に一緒にお祭りへ繰り出してくれるのだろうか。それは危険な行為ではないのか、それが気がかりなのだ。
仕方ないな、という気持ちで歩かれたらどうしよう。面倒臭いと思われてたり、ツマラナイなんて思われたら……
彼に否定される言葉を、態度を示された時、私はきっと暗闇の奥底へ落ちていく。だから怖くて言えなかったんだ。
晋助さんへの想いが恋に変わって、上部だけの愛が奥まで込み上げて……それを、伝える勇気も出ない。
伝えたとして、もし、捨てられてしまったら……？
私はその時、彼はやっぱり最低な男だったと諦められるのだろうか。
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月城碧 - ハルさんすごいです！私も高杉が大好きなのですがもうキュンキュンしまくりです！最初は愛なんてなかった…ていう所からの展開が凄すぎる！もう一気に高杉をもっと好きになるとともにハルさんのファンになりました！ (2018年12月4日 17時) (
レス) id: de7306413f (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 銀皐月さん» さっつんの言った通り早いですね！ 本当に！ 高杉への愛を詰めるだけ詰め込んでいる作品なので、終わりが早いと呆気なく思ってしまいます（ ; ; ） 続編も頑張ります！ 応援ありがとう！ これからもよろしくね！( ´ ∀｀) (2017年8月11日 9時) (レス) id: 3c0de761a5 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - エラさん» おはようございます！ それはそれは、どうもありがとうございます！！ 両方好きだなんてとっても嬉しいです( ´ ∀｀) 続篇、本日出しますのでどうかお楽しみに！！ 閲覧とコメントをありがとうございました！ (2017年8月11日 9時) (レス) id: 3c0de761a5 (このIDを非表示/違反報告)
銀皐月(プロフ) - ハルー、恋は白い薔薇のようで完結おめでとう！
早いね、もう３弾いっちゃうよ。高杉好きだからこそ、泣くよね。愛がない結婚からの愛。泣くね。号泣だ。
黄色い薔薇も頑張ってね！ (2017年8月10日 20時) (携帯から) (レス) id: 5de9376b0f (このIDを非表示/違反報告)
エラ(プロフ) - こんにちは！いつも楽しませてもらってます！サドリーマンも好きですが､薔薇シリーズも大好きです！「別れは､黄色い薔薇のように」も楽しみにしています♪頑張ってください♪ (2017年8月10日 14時) (レス) id: ad6183f351 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/harumemory
作成日時：2017年7月23日 10時
