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『……最近、体調が優れない日が多いっスね』
そう言って、Aの近くに立ち竦んでいる晋助様を見上げる。眉一つ動かしてはいないが、内心は何を思っているのだろうか。
我が大将ながら、いまいち胸間が読めない。
『……どのくらいの頻度だ』
その言葉から、彼女が自分の体調を彼に隠していることが分かった。きっと幼い頃から培ってきた作り笑いが、悲しくも上手なのだろう。
それにより、私も彼も騙されていた。
『私が知っているのは、五日に一度くらいっスけど……』
薬の減り具合からして、もう少し感覚は短いはずだ。どうしてその事に、自分は気付けなかったのか。
彼女の額にある濡れたタオルは既に熱くなっており、私は氷水につけてから再び戻す。
小さく呻き声を漏らしたAは、またもや空咳をした。
『……頼んだぞ』
最後に数秒、Aを見つめた晋助様は、私にそう言いつけて部屋を出て行く。
ゆっくりと閉まる襖の奥へ消えてしまう彼だが、私なんかよりも、晋助様に傍に居て欲しいとAは思っているはずだ。
どうしてこうも二人は、素直になれないのだろうか。
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月城碧 - ハルさんすごいです!私も高杉が大好きなのですがもうキュンキュンしまくりです!最初は愛なんてなかった…ていう所からの展開が凄すぎる!もう一気に高杉をもっと好きになるとともにハルさんのファンになりました! (2018年12月4日 17時) (レス) id: de7306413f (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 銀皐月さん» さっつんの言った通り早いですね! 本当に! 高杉への愛を詰めるだけ詰め込んでいる作品なので、終わりが早いと呆気なく思ってしまいます( ; ; ) 続編も頑張ります! 応援ありがとう! これからもよろしくね!( ´ ∀`) (2017年8月11日 9時) (レス) id: 3c0de761a5 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - エラさん» おはようございます! それはそれは、どうもありがとうございます!! 両方好きだなんてとっても嬉しいです( ´ ∀`) 続篇、本日出しますのでどうかお楽しみに!! 閲覧とコメントをありがとうございました! (2017年8月11日 9時) (レス) id: 3c0de761a5 (このIDを非表示/違反報告)
銀皐月(プロフ) - ハルー、恋は白い薔薇のようで完結おめでとう!
早いね、もう3弾いっちゃうよ。高杉好きだからこそ、泣くよね。愛がない結婚からの愛。泣くね。号泣だ。
黄色い薔薇も頑張ってね! (2017年8月10日 20時) (携帯から) (レス) id: 5de9376b0f (このIDを非表示/違反報告)
エラ(プロフ) - こんにちは!いつも楽しませてもらってます!サドリーマンも好きですが、薔薇シリーズも大好きです!「別れは、黄色い薔薇のように」も楽しみにしています♪頑張ってください♪ (2017年8月10日 14時) (レス) id: ad6183f351 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/harumemory
作成日時:2017年7月23日 10時