リベンジ_2 ページ6
松 「…なるほど、な」
景 「す、凄いな…春宮」
ポカンとその様子を見ている松田と景光。
そして、以前の組手を見ていた伊達と萩原も、
感心するような顔を浮かべて、真剣に見守っている。
そして、続いて動いたのはAだった。
すっと正面から近づき、
降谷の道着を掴もうとするも、逆に掴まれてしまう。
しかし、グイッと降谷の腕を自身の方へと引っ張り、
しばしの攻防の末に、
しゃがみこむような体勢を取ると、
そのまま、一瞬降谷を背負いかけたが――
『…わっ』
しかし、身をひねった降谷によって、バランスを崩した。
そしてそのまま、視界が反転し、――
バシン
目の前には、道場の天井。
くるりと体勢を変えた降谷によって、
逆に背負われてしまったのだ。
『はぁ…』
降 「…残念だったな」
『…』
景 「春宮、大丈夫?」
伊 「今回も、なかなか良い勝負だったな」
降 「何でそうなるんだ…勝ったのは俺だろ」
Aに近寄る面々に苦笑しながら、
負けず嫌い全開のセリフを吐く降谷。
近寄ってくる男たちには構わず、
Aはすっと立ち上がると、降谷に向き直った。
『…ありがとうございました』
降 「いや、こちらこそ。」
組み終わった後の礼儀。
軽く礼をしながら、挨拶を交わす2人。
景 「ゼロ、容赦ねぇな…」
降 「手加減してどうするんだ」
『…』
景光の言葉に、
"手加減なんてされたくないわ"と言うようにジトリと視線を向け、
小さく息を吐くと、Aは道場の隅へ向かって歩いて行った。
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white12(プロフ) - 深海さん» お読み頂きありがとうございます!続編は、ただいま内容確認中でして、もうすぐパスワード外せると思います。少々お待ちくださいませ! (2019年8月28日 22時) (レス) id: 1425135a30 (このIDを非表示/違反報告)
深海(プロフ) - 続編がパスワードかかっているんですけど、まだ非公開ですか?続き楽しみにしてます!! (2019年8月28日 22時) (レス) id: e9c616e2c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:white12 | 作成日時:2019年8月27日 9時