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体格差 ページ7

さらに数日後。


「あ、春宮さん。」

『…誰?』

萩 「あ、ごめん。俺、萩原って言うんだけど、一応、同期。」

中庭で急に声をかけてきた萩原に、
訝しげな表情を浮かべるA。

『何か、用?』

萩 「あ、用って訳じゃないけど…
こないだ食堂でずいぶん気持ち良さそうに寝てたから。」

『…?』

萩 「寝不足なのかなって」

『別に。仮眠とってただけよ。
授業中でもないし、問題ないでしょ?
それじゃ。』

見られてたということを気にもしない様子で、
興味なさそうに去っていくAを見ながら、
萩原は、小さく息を吐いた。

(…群れない感じだよなぁ。
一人でいること多いみたいだし。)







そして、午後の訓練後。


柔道場で、
萩原は降谷を相手に、組手を交わしていた。


萩 「はっ」

降 「…っ」

萩 「くっ…」



バシッ




伊「ハハッ。萩原はなかなか降谷に敵わねぇなぁ」


萩 「…伊達、うるさい」


畳に投げ飛ばされた萩原は、
道場の隅で笑い声を上げる伊達に、小さく睨むように視線を向けた。


ふと入り口に目を向けると、
道場に3人の女性が入ってくるのが見える。

(…あれは…)

道着を着ているそのうちの一人は、
Aだった。

横の2人に何やら話しかけられながら、
降谷たちとは離れた、入り口近くの隅で立ち止まるA。

萩原の視線に、
伊達と降谷もそちらに視線を向けた。

伊 「…あれって、昨日の女の子か?」

降 「…」


(…確か、澤井 塔子 (さわいとうこ)と…、
杉山 咲良 (すぎやま さくら)…だったか。)

降谷の脳裏に、
数週間前、討論の授業で同じ班になった彼女たちの名前が浮かんだ。


そして、
Aと、片方の女、塔子が組手を交わし始めた。
塔子はAよりも背が高く、すらりとした人物。

少し遠目からも身長差が分かったが、
その身長差をものともせず、
道着を掴もうとする塔子の手をさらりと交わし、Aはすっと間合いに入ると、
その身体を盛大に投げ飛ばした。

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white12(プロフ) - 命亜さん» コメントを頂きありがとうございます。アニメ作品でしょうか。タイトルしか存じ上げないのですが,もしかすると本作に類似シーンやセリフがありましたでしょうか。もしそうでしたら,意図的ではないにせよご不快な思いをさせてしまい申し訳ありませんでした。 (2022年5月14日 10時) (レス) id: 35753a7d46 (このIDを非表示/違反報告)
命亜 - …もしかしてイナズマイレブン知ってますか? (2022年5月13日 19時) (レス) id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
white12(プロフ) - れーか、さん» れーか様: コメントありがとうございます!励みになります。ムラがあると思いますが、更新頑張りますね! (2019年8月24日 9時) (レス) id: 1425135a30 (このIDを非表示/違反報告)
れーか、(プロフ) - 更新頑張ってください!面白いですね! (2019年8月24日 0時) (レス) id: d62f4a4e4f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:white12 | 作成日時:2019年8月24日 0時

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