今日:18 hit、昨日:1 hit、合計:1,545 hit
小|中|大
* ページ41
・
「祥子さんと一緒だから、大丈夫」
にこりと見せるその表情に、ネガティブな感情は見られない。
彼は“覚悟”を決めているのだと―――翔はそう悟った。
ならば、全力で祝おう。
大切な片割れが、自分で決めた未来を歩むというのなら
君が君らしくいられるように
見守り 支えていきたい―――
「何か出来る事があったら言ってくれ。俺も、手伝うし」
「ありがと、翔」
「七汐の
テーブルの向かいから、小さく差し出された拳に
七汐もまた、拳をこつんとあてた。
「俺も―――翔の事は応援してる」
「ははっ。俺も、姫ちゃんも……まだそう言う時期じゃないけど。
いつか七汐達に“続ける”ように頑張るよ」
―――七汐が
―――翔が
誰を好きになって 誰と家族になって どんな道を選んでも
俺はお前の
「とりま。二人とも“おめでとう”ってことで、乾杯」
テーブルの珈琲カップを差し出す翔に、「珈琲だけどな」と言いながら、七汐も自らのカップを傾けた。
・
・
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
1人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ