extras…θ：デュオニソス 前編 �� ページ32
カラン―――
「いらっしゃいませ―――あら」
夜のサキュバスの里に、色気の濃いドアベルが鳴ると、奥から妙に艶っぽい女性店主の声が掛かった。
「やぁ！飲みに来たぞ、リリー。今日は友人も連れて来た」
やってきたのは、Dreamerの常連―――獣人の里長であるレノン。そして、彼女に連れられてきた男は、物珍しそうに周囲を見渡した。
「いらっしゃいませ―――初めましての方ね？私はここのオーナーのリリン…素敵な時間と美味しいお酒でおもてなしするわ！」
「ども。レノンから聴いていた話とはずいぶん雰囲気が違う気がするけど―――」
男はにんまりと微笑んだ。
「―――……あらぁ、レノン…。殿方に私をどんな風に紹介してくれていたのかしら？」
「どんなって……ワタシが酒飲み比べで唯一、一勝もできない女だと伝えておいた！」
けらけらと笑うレノンに悪気は一切ないが、言葉足らずなその説明ではどんな豪酒女かと思うだろう。
「それで―――誤解は解いて下さいました？」
「ああ、こんな綺麗な人だとは思ってもみなかった。
貴女が酒の相手をしてくれるなら、オレもここに通おうかな♪」
「ふふっ―――是非！」
男に営業スマイルを向けるリリン。
先ずは―――と、突き出しのフルーツといつもの酒を差し出すと、リリンは足元で蹲り、カウンターに隠れる隼(ミスト)にちらりと視線を向けた。
「どうしたの―――ミスト。もしかして“お仕事”関係の方？」
カウンター向かいの二人にバレないよう、小声で足元に話しかけるリリン。偶々その夜バイトに訪れていたサキュバス姿の隼は、膝を抱えてうずくまったまま、視線だけをリリンに向けた。
「いえ―――そういうわけではないのですが……。リリン様、そっちの男…あまり飲まさないで下さいね？」
「あら、どうして？」
「後々面倒なので―――」
(酔っぱらって呼びだされるのは、どうせ俺なんだ……)
ミストが訳ありな事は、リリンも理解している。いつものように深くは問い詰めず「分ったわ」と笑顔を向けた。
「ちなみに―――この殿方は、どなた？」
本来なら、連れて来たレノンから紹介を受けたいところだが、二人は既に2杯目を飲み干そうとする勢いだ。
盛り上がっているところに、今更紹介をとも言いだしにくい。
カウンターに身をひそめたままでも、その雰囲気を察することはでき、
隼は小さなため息を浮かべながら、リリンに情報提供を行った。
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美園(プロフ) - kohakuさん» うん可愛いですね…陸翔さんと勝負して負けてもぉなんで！って言って陸翔さんに揶揄われるというか遊ばれるというかなんかそんな感じのが目に見えます笑まぁ結論は可愛いは正義ですね (2021年8月16日 21時) (
レス) id: 62efdfcc66 (このIDを非表示/違反報告)
kohaku(プロフ) - 美園さん» そんなハノンさん可愛い！練習用サクランボは沢山ありますから♪自信満々に、「陸、勝負よ！」と言いながら、可愛く負けて欲しい（笑） (2021年8月16日 21時) (レス) id: cbd072c832 (このIDを非表示/違反報告)
美園(プロフ) - 結べないのも可愛いですよね…意外と負けず嫌いなハノンは影で練習してるかも？まぁ可愛いですね♪ (2021年8月16日 21時) (レス) id: 62efdfcc66 (このIDを非表示/違反報告)
kohaku(プロフ) - 美園さん» ですよね！必死な二人が可愛い♪さて、どちらが勝ったのでしょうか（笑）私的には、この二人、結べないくらいな方が可愛くて良いですけど♪ (2021年8月16日 21時) (レス) id: cbd072c832 (このIDを非表示/違反報告)
美園(プロフ) - 改めてみてさくらんぼのところハノンとリリアちゃん可愛すぎる…尊い！どっちが勝ったんでしょうねふふふ（（ (2021年8月16日 21時) (レス) id: 62efdfcc66 (このIDを非表示/違反報告)
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