弐拾弐話 懐かしい唄 ページ23
話を聞けば琴葉は旦那から暴力を振るわれていたそうだ。そのうえ姑からのいじめ
耐えかねてここまでやってきたそうだ
「私は教祖様の側近のA」
「好きなように呼んでちょうだい」
「今日はもう遅い。教祖様に会うのは明日にしましょ」
もう真夜中だ
鬼の私達にとっては行動を始める時間だが赤子を抱えた母親にはキツイ時間だ
するといきなり伊之助が泣きわめき始めた
スヤスヤと眠っていた筈なのに顔を真っ赤にして泣いている
すると琴葉は唄を歌いだした
子守り唄でも歌うのだと思ったら指切りの歌を歌い出した
なんで子守り唄じゃないのかとは思ったが黙って聞いていた
静かに聞いていると何故かまた母を思い出す
そこでハッと思い出す
そうだ。私の母もこの歌を歌っていた
「A様」
琴葉に名を呼ばれ我にかえる
「琴葉は唄が上手いのね。安心する声だわ」
無意識に褒めてしまった
母の事なんて思い出したくもないはずなのに
褒めて貰えて嬉しいのか琴葉は笑っていた
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わか(プロフ) - もいさん» ありがとうございます!頑張ります! (2020年11月4日 22時) (レス) id: 71ba107773 (このIDを非表示/違反報告)
もい(プロフ) - 素敵な作品で一気読みしてしまいました...!更新楽しみにしています! (2020年11月2日 2時) (レス) id: d0fdbd77e2 (このIDを非表示/違反報告)
わか(プロフ) - 和睦さん» そう言って頂けて本当に嬉しいです!! (2020年1月1日 0時) (レス) id: 31dd19e4d1 (このIDを非表示/違反報告)
和睦 - めちゃんこ面白いじゃないですか…評価の右端押してるんですけど投票済みって…あれ??? (2019年12月22日 12時) (レス) id: 42869b6ef5 (このIDを非表示/違反報告)
わか(プロフ) - うささん» 嬉しいお言葉ありがとうございます! (2019年11月19日 17時) (レス) id: 31dd19e4d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わか x他1人 | 作成日時:2019年7月21日 23時