弐拾壱話 琴葉 ページ22
夜
寺院を訪ねてきた女が1人
腕には赤子を抱えていた
女の顔は腫れ上がり見るも無惨な程だった
「助けてください！」
女は泣きながら私に助けを求めてきた
生まれて間もないであろう赤子を抱え真夜中にこんな辺鄙な所に女1人で態々やってきた時点で大体予想はついた
「話は後で聞くから入って頂戴。手当をしてあげる」
私は女の手当をしてあげたが酷く殴られていたようで片目を失明していた
「ありがとうございます」
彼女は泣きながらお礼を言っていた
「にしても、アンタは酷い有様なのに赤子は無傷なのね」
「この子は私の宝物なんです。この子だけは何がなんでも守ってみせます」
何故か母の姿が脳裏によぎった
嫌なモノを思い出してしまった
「それはいい事ね。アンタ名前は？」
「私は琴葉、この子は伊之助と言います」
コレが琴葉との出会いだった
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わか(プロフ) - もいさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年11月4日 22時) (
レス) id: 71ba107773 (このIDを非表示/違反報告)
もい(プロフ) - 素敵な作品で一気読みしてしまいました...！更新楽しみにしています！ (2020年11月2日 2時) (レス) id: d0fdbd77e2 (このIDを非表示/違反報告)
わか(プロフ) - 和睦さん» そう言って頂けて本当に嬉しいです！！ (2020年1月1日 0時) (レス) id: 31dd19e4d1 (このIDを非表示/違反報告)
和睦 - めちゃんこ面白いじゃないですか…評価の右端押してるんですけど投票済みって…あれ？？？ (2019年12月22日 12時) (レス) id: 42869b6ef5 (このIDを非表示/違反報告)
わか(プロフ) - うささん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！ (2019年11月19日 17時) (レス) id: 31dd19e4d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わか x他1人 | 作成日時：2019年7月21日 23時
