弐話 教祖様 ページ2
「お母さん、疲れたよ」
子供の私にはキツイ山道
しかも真夜中 提灯の光だけが頼りだ
「ごめんねぇ。今を我慢すれば教祖様が救済して下さるからね！」
さっきから教祖様教祖様 一体どんなまがい物の宗教にハマったんだか
面倒な事になると察したが子どもの私が1人で生きていくなんて無理な話
私は黙ったまま母についていった
何時間歩いたか分からないがようやく目当ての場所に辿り着いた
夜が終わり朝日が登っていた本当に何でこんな辺鄙な場所に作ったんだ。どうせ教祖なんてクサイ親父がやってんだろう
こんなに歩いたんだきっと休ませてくれると思ったのにつくや否や教祖様の部屋に呼ばれた
母は興奮しながらAも会えばきっと好きになるわ！と鼻息を荒らげ手を引っ張る
連れて行かれた部屋には大量の蓮
蓮の描かれた屏風
屏風の前には男の子が座っている
嘘でしょ。私と殆ど同じじゃない
こんな子供に皆ヘコヘコしてんの
異様だ ただ不気味だった
教祖様と呼ばれる男の子は私を見つめ微笑んだ
私は何故か目が離せなかった
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わか(プロフ) - もいさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年11月4日 22時) (
レス) id: 71ba107773 (このIDを非表示/違反報告)
もい(プロフ) - 素敵な作品で一気読みしてしまいました...！更新楽しみにしています！ (2020年11月2日 2時) (レス) id: d0fdbd77e2 (このIDを非表示/違反報告)
わか(プロフ) - 和睦さん» そう言って頂けて本当に嬉しいです！！ (2020年1月1日 0時) (レス) id: 31dd19e4d1 (このIDを非表示/違反報告)
和睦 - めちゃんこ面白いじゃないですか…評価の右端押してるんですけど投票済みって…あれ？？？ (2019年12月22日 12時) (レス) id: 42869b6ef5 (このIDを非表示/違反報告)
わか(プロフ) - うささん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！ (2019年11月19日 17時) (レス) id: 31dd19e4d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わか x他1人 | 作成日時：2019年7月21日 23時
