ありがとう、ありがとう、ごめん、ありがとう。�� ページ48
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「げッ」と隣から実弥くんの嫌そうな声が聞こえた。そして私の前には、私たちと同じように大学の最寄駅に到着した時透くんの姿があった。黒のMA-1に腕を通す彼は、実弥くんと私を交互に見て「お揃いだ」と眉を顰めた。
「や、やっぱりわかるよね？着替えたい……」
「不死川先輩のにソースかけていい？」
「あ？刻むぞォ」
「相変わらず物騒すぎるよ、先輩」
「んだとこら……！」
顳顬に薄らと血管を浮かべ歯軋りを立てる実弥くんは、今にも掴みかかりそうで冷や冷やとした。「嘘嘘、ごめんなさい」と小さく笑った時透くんは、私たちよりも大人みたいで少しかっこいい。
時透くんを交え最寄りから大学に続く道を歩いていれば、私たちの後方から大きな排気音と共に「不死川！」という声がしたため振り向いた。
「宇髄先輩、おはようございます」
「Aちゃんはよ、時透もいんじゃん」
「どうも」
「さねみん〜〜ご機嫌がさぞ悪いようで」
「るせェ。消えろォ」
「わっかりやす」とガハガハと豪快に笑う宇髄先輩は、その後も執拗に実弥くんをいじり倒していた。お揃い、嫉妬が激しい、器狭い、等々、言われ放題で言い返せない彼は少し可愛い。
「A先輩、僕ね今」
────すっごい幸せだよ。
すると、時透くんが小さく私に耳打ちした。言い終えた彼はにっこりと笑っていた。そんな彼を見て、身体の底から言葉に出来ないぐらいの嬉しさが込み上げてきた。よかった、と笑い返せば「ありがとう」とまた笑ってくれた。
「おィ、何してんだァ」
「ただの内緒話ですけど」
「あ？」
「さねみん最高」
「死ねェ」
俺のだ、近づくな、と急に実弥くんが腕を引くものだから、彼の胸に頭がこてんとぶつかってしまった。普段から余裕がある彼からは想像出来ない姿に、愛おしさが溢れてしまう。
「ふふ」
「笑うな」
「実弥くん」
「あ？」
「────大好き！」
「朝からあっちぃな」と宇髄先輩は笑った。真っ赤な実弥くんは、歯に噛んで髪の毛を触った。
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環(プロフ) - 蓮ちゃんんんんんん！番外編！さねみんバースデー書いてくれてありがとう！！！！喧嘩してるはずなのに心がぽっかぽかになりました…！！また蓮ちゃんのさねみん読めて幸せです！！最後のむいくんも最高でしたっ！ほんとにありがとう！実弥さんお誕生日おめでとう！ (2021年11月29日 22時) (
レス) @page50 id: 940f9d3174 (このIDを非表示/違反報告)
あさひゆうひ(プロフ) - 蓮ちゃん…！番外編書いてくれて本当にありがとう！久しぶりに蓮ちゃんの通知が来て大興奮したよ！可愛くて初々しい二人にニマニマしてました！大好きなお話です！お蔵入りにならなくてホントによかったぁー!!! (2021年11月29日 21時) (レス) id: 9c7376e839 (このIDを非表示/違反報告)
羽糸(プロフ) - 蓮ちゃん番外編ありがとう！！！久々に蓮ちゃんのお話が読めて嬉しい！！すごく、幸せな気持ちになりました！！本当にありがとう！！たまに息抜きで戻ってきてな！ (2021年11月29日 21時) (レス) @page49 id: 85bd249cc8 (このIDを非表示/違反報告)
唯梨(プロフ) - 蓮ちゃん番外編！！書いてくれてありがとう！やっぱりれんれんの文章はとても読み応えがあって引き込まれます。ってコメを残そうとしてよしいつもの1コメの人まだいないよっしゃーって思ってたら取られてたぁぁぁぁぁぁ← (2021年11月29日 21時) (レス) @page50 id: 7ac5652e2e (このIDを非表示/違反報告)
いくま(プロフ) - 番外編ありがとうそして久しぶりの夢書きお疲れ様おかえりなさい大好きです！！もう、ちょっと細部まで語りたいのでここではあえて書きませんが本当に文章といいキャラ同士の掛け合いといい全てが好きです最後のむいくんにもニヤケ止まらんかった！さねみんおめでとう！ (2021年11月29日 21時) (レス) @page50 id: de9f3ec973 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮 | 作成日時：2021年2月25日 21時
