お医者さんのやぶくん［HSJ］

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ちねんサイド


今日は雄也とお昼ご飯を食べて、そのついでに雄也の家にまで来ちゃった


お昼ご飯も雄也が奢ってくれたし、雄也といるのも楽しい


でも、なんか胃がムカムカしてるんだよね…


食べ過ぎたかなぁ…
消化したら治まるかな…


とにかく今は、楽な体勢になりたくてソファに寝転がった


雄也がお水くれたけど、もう起き上がれる気がしない


気づいたら、そのまま寝ていた…


それから、30分もしないうちにものすごい胃の不快感で目が覚めた


っていうか、気持ち悪い


今起き上がったら確実に吐く…


何回も寝返りを打ってやり過ごそうとしたけど、限界は着々と近づいてくる


侑「うっ…」


やばい…
と思った時にはもう遅い


侑「っ…おぇっ…っ…」


ソファに寝たまま、床に吐いてしまった


しかも…ラグが敷かれている上に


どうしよ、汚しちゃった…と思っている間にも、またこみ上げてきて今度は慌てて起き上がる


そのままトイレに行こうとしたのに…


侑「んっ…おぇぇっ…」


一歩も踏み出すことなく、またラグの上に吐いてしまった


嘔吐が止まらなくて、その場に座り込む


どうしよ…ごめん、雄也…


雄「ん…知念？」


嘔吐を止められずに吐き続けていると、側で寝ていた雄也が起きて僕に気づいた


侑「ゆうっ…や…っ…おぇっ…泣」


謝ろうとして名前を呼んだのに、胃からこみ上げて来るものがそれを許してくれない


勝手に涙まで出てくる…


雄「大丈夫、大丈夫。全部吐いちゃっていいよ｣


雄也が隣に来てそのまま僕の背中をさすった


侑「ごめっ…っ…さいっ…泣」


ごめんなさい…汚してごめんなさい


そんな罪悪感でいっぱいになって、吐く合間、合間に謝る


雄「大丈夫。謝らなくていいよ。これは洗えるから。…ちょっと待ってて」


そう言って僕の隣から離れた雄也は、すぐに戻ってきてゴミ箱を持ってきてくれた


侑「んっ…っりがと…っ」


雄也にもらったゴミ箱を抱えこんで、その中に吐き出す


その間、雄也はずっと背中をさすってくれた


暫くすると、だんだん吐くものがなくなって、吐き気も治まってきた


侑「…もう大丈夫」


雄「ん、口ゆすいでくる？」


雄也にそう言われ、洗面所に洗いに行った


戻ってくると、雄也は誰かに電話してるみたい


雄「うん、うん…わかった、待ってる」


待ってる…？


侑「誰か来るの？」


気になって電話を切った雄也に聞いた


雄「薮くん。心配だから来るって」


宏太来るんだ…

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