逆先くんと彼女1 ページ1
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「ねぇA、ボク達の事を愛し合ってない偽物カップル、とか言う奴がいるんだけどサ……
Aハ、ボクの事好きだよネ?」
「えぇ、そんな酷いこと誰が言ったの?
私は、ずっと夏目くんが好きだよ」
ボクにピッタリ寄り添う彼女。
どこが偽物カップル?
どこからどう見ても愛し合ってるじゃないか。
「ふふ
ボクも好きだヨ、A」
ギュッと横から抱きしめてやれば幸せそうに笑うA。
「きっとさ、羨ましいんだよ、私達の事」
「うン……
そうだネ」
ほのかに漂ったAの甘い匂い。
__...あぁ、もうこのまま喰べちゃいたい。
「ふふ
なーんテ」
「えぇ、何、夏目くん
気になるじゃん」
「何でもないヨ、子猫ちゃン」
「意地悪ー」
可愛らしく頬を膨らませる彼女を見て、つい微笑んでしまう。
Aも嬉しそうに、はにかんだ。
「幸せだネ、A」
「うん、ずっと一緒だよ
夏目くん」
ほら、ボク達はこんなにも
愛し合ってるだろう?
___とある平日の、放課後の出来事。
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はなまるぴっぴ(プロフ) - 源氏パイさん» そう言っていただけるとは……!!ありがとうございます!! (2017年1月11日 16時) (レス) id: 1b2584b9c9 (このIDを非表示/違反報告)
源氏パイ(プロフ) - 読みやすく、これからのお話が気になります♪更新頑張ってくださいー! (2017年1月10日 21時) (レス) id: d665ec37e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:座右の銘 | 作成日時:2017年1月5日 19時