Q.私の人権どこ行った【男性声優】

耳じゃないです ページ9

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『ねぇねぇてらしーぱいせん』

寺「ん？どーしたのAちゃん」

『え、いや、その…













やめません？それ』

寺「えー！なんでよー」




さてさて私、乾のAちゃんなのですが。

頭にね、犬のお耳のカチューシャをつけらております。寺島拓篤さんに。

そしてそのお耳がついた頭をてらしーさんの膝の上で撫でられるという…。私はまだそこまで人から落ちぶれてませんけど！？

そう言って反抗すれば、はい、とチョコレートを渡された。

ぐっ……私は餌付けなんかに屈しな…




寺「じゃ、俺食べちゃおーっと。GODIVAだよ？いいの？」

『ええええ待ってそれはダメですいくらでも撫でていいのでください！！！』

寺「はい、どーぞ笑」




はわわ、GODIVAだ…！

手の上に乗せられた少し大きめの箱には、20個程の宝石の様なチョコレートが納められていた。

一つ掴んで頬張れば、じわっと口の中で溶ける感覚が心地いい。

思わず頬に手を当ててしまう。




『おいひぃ〜…！』

寺「あははっ、それはよかった笑」




あまぁーい！おいしーい！

もきゅもきゅとチョコを頬張る私。

そんな私たちを、遠くから眺める人がいた。




宮「あそこマイナスイオン発してる…。いーないーな！！！まもちゃんもあそこ混ざりたいー！」

下「てらしー飼い主じゃん笑」

梶「なにあれ、餌付け？笑 とうとう本物の犬に…」

『梶さん聞こえてるから！？』




キッと梶さんの方を向けば、だって耳生えてるし餌付けされてるじゃん、と言われてしまった。

うぅ、そう言われると…反論出来ない…。


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