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あのあと、待てという先輩の静止の声を聞かずに足速にその場を去った私は、体育祭が終わるまですみっこの見つからない場所にいて、帰りの時間をただ待った。
解散の時間、ショッピからきた「どこおんの」というLINEに「本部席の真反対の草葉のうしろのとこ」と返す。
「は？」とともに送られてくる毒舌なスタンプに煽りスタンプで一言返せば目の前には影ができていて、なにしてんすかと呆れた声をあげられた。
「好きになっちゃったかもしれない……」
「は？」
「うわー…どうしよう。
自覚した途端めっちゃ好きだ、今視界にいれた瞬間にやついちゃうかもしんない…すき……」
少しの間なんだこいつという顔をするもすぐになんのことだか思いついた表情に変わる。ショッピは察しがいい。
私の主語のない会話にもよくついてきてくれる。
「コネシマさんか」
「今その名前出さないで！ドキドキするから！！」
「こりゃ重症やな………けど」
やっと自覚したんすね。と言われ、分かってたんだね。と返す。
ショッピはなぜか嬉しそうに、そして少しだけ寂しそうにそりゃあ大切な親友のことですからねと言った。
「やっと付き合うんか」
「いや、付き合えるかは分からないけど…」
「え？まだ告白してないん？」
どう考えても両思いやん
多分ショッピの言いたいことはそういうことだろう、自分で言うのもなんだが、私もそう思う。
私は別に鈍感な方でもないし遠回りではあるが直接的な言葉も聞いてるから、まあ……コネシマ先輩に好かれているんだろうな、というのは分かる。
けど。今まで反抗してきた分ここで素直になるのは自分のプライドというか羞恥心というかなんというかのアレが許してくれない
そんな私の複雑な気持ちを察したのか、ショッピは明らかにめんどくせーと言いたげにしたあとふと私にこう言う。
「…ああ、じゃあ今年の文化祭、Aと一緒に回らないんすね」
「えっなんで？一緒に回ろうよ」
「は？？」
「怖…」
一度ため息をついてから私の頭をがっと鷲掴みにするショッピはどう考えてもなんか怒ってる。怖い。
「あんなあ文化祭なんて距離が縮まるチャンス逃すなんて言うたらホンマあんた救いようないっすよ。
どう考えてもコネシマさん誘うべきでしょ」
「ええっそんな文化祭一緒に回るなんて恋人じゃないんだから…！」
「俺ら恋人でしたっけ」
「親友です…」
そうか、確かにそうだ。ここはひとつ勇気を出してみるべきかもしれない。
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チャコ○ - うぅぅぅ…完結してクレェ……泣…更新待ってます (2022年2月20日 9時) (
レス) @page44 id: 45bee0f627 (このIDを非表示/違反報告)
天津飯(プロフ) - 更新今か今かと楽しみにしてました~完結まで楽しみですっっ！とても大好きです!!体調にはお気をつけて...！更新全裸待機しときます() (2021年9月19日 12時) (レス) id: bba8d1749f (このIDを非表示/違反報告)
tyrag(プロフ) - 更新ありがとうございます…！出てくるメンバー全員のセリフがいつもその人の声で再生されて、あまりの忠実さにいつも楽しませてもらっております。本当にこの作品が大好きです！お忙しい中とは思いますが無理のないようにしてください。応援しています。 (2021年9月18日 18時) (レス) id: 6831dd00cd (このIDを非表示/違反報告)
くろせ - 少女漫画みたいな甘々な展開にすごく狼狽えてます…。大好きな作品の1つです！更新頑張ってください！超応援してます！ (2021年5月21日 13時) (レス) id: 7a48d37f82 (このIDを非表示/違反報告)
e_x(プロフ) - 全部見てきましためちゃくちゃ好きです！初コメ失礼しました！ (2021年4月15日 23時) (レス) id: 2e5b865720 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アキ | 作成日時：2021年3月8日 18時
