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こちらを無言で見つめてくるコネシマ先輩に「なんですか？」と聞けば、額にキスを落としてきた。
次は首筋、その次は瞼、そして口の横。
なんで唇にしてくれないんだろう、とはやる心臓を押さえながら降り注がれるキスを受け止めていれば、コネシマ先輩は私を抱きしめるように引き寄せて唇にしようと顔を傾ける。
キスされる、と思って目を瞑ろうとすれば、距離7cmで止まる造形のいい顔。
どうしたんだろうと思って見つめていると小さめの声で話し始めた。
「さっきみたいに、口にキスしてええ？」
ああ、この人、私の同意が欲しいんだなってすぐに分かった。
期待した目でご褒美を待つ子犬みたいに見てくる先輩に「いいですよ」って言うことは簡単なんだけど、こうやって改めて言われるとどうしても恥ずかしさが勝つ。
普段の自分の態度的にも言いづらくて、頬を赤らめた私は最初みたいに前を向いて座る先輩に対して横向きに座ってから左頬を先輩の胸に擦り寄せる
あれ？と捨てられた子犬の顔をしてくるコネシマ先輩に笑いをこぼしてから「ダメですよ、口はダメです」といいながら目を瞑ってコネシマ先輩を見上げた。
目を瞑っていても先輩が笑ったのはわかって。
「おー」と適当な返事を返され唇に当たるあたたかさから自分の意図が伝わったことにむず痒さを感じた。
離れた唇に寂しさを感じれば次が降り注がれる。
流石プレイボーイ(しらないけど)、モテる男の経験はこんな恋愛経験の乏しい女とは段違いということか、私が2回、3回と続けてされるキスに肩で息をし始めるのに対して先輩は余裕そうだった。
先輩、もうきついですと生理的な涙が出そうになりながらいえば先輩は嬉しそうに私の名前を呼んで
「A、好きや。ホンマに愛してる」
、同時に、私のスマホから大きな着信音が鳴った。
全ての思考回路が停止したが、通路から聞こえる「え！？なにこれ着信音！？！」「こわー！！無理無理！」という声でハッとしてバタバタと駆けて行く足音を確認してから通話に出る。
「ちょっとAー！？休憩もう終わる時間だけど大丈夫？？」
「あっえっとうん！！ごめんすぐ行く！！！」
数少ない友人と呼べるクラスメイトからの着信だった。
私が通話しているのを横で聞きながらハァー？？？と不満そうな顔を全面に出しているコネシマ先輩をひとまず落ち着かせる。
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チャコ○ - うぅぅぅ…完結してクレェ……泣…更新待ってます (2022年2月20日 9時) (
レス) @page44 id: 45bee0f627 (このIDを非表示/違反報告)
天津飯(プロフ) - 更新今か今かと楽しみにしてました~完結まで楽しみですっっ！とても大好きです!!体調にはお気をつけて...！更新全裸待機しときます() (2021年9月19日 12時) (レス) id: bba8d1749f (このIDを非表示/違反報告)
tyrag(プロフ) - 更新ありがとうございます…！出てくるメンバー全員のセリフがいつもその人の声で再生されて、あまりの忠実さにいつも楽しませてもらっております。本当にこの作品が大好きです！お忙しい中とは思いますが無理のないようにしてください。応援しています。 (2021年9月18日 18時) (レス) id: 6831dd00cd (このIDを非表示/違反報告)
くろせ - 少女漫画みたいな甘々な展開にすごく狼狽えてます…。大好きな作品の1つです！更新頑張ってください！超応援してます！ (2021年5月21日 13時) (レス) id: 7a48d37f82 (このIDを非表示/違反報告)
e_x(プロフ) - 全部見てきましためちゃくちゃ好きです！初コメ失礼しました！ (2021年4月15日 23時) (レス) id: 2e5b865720 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アキ | 作成日時：2021年3月8日 18時
