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ドキドキして死にそう、という思いを、コネシマ先輩への気持ちを自覚してから何度も味わってきたとおもう。
「狭ない？大丈夫か」
「まあ…」
なかなか動かない私に痺れを切らせたコネシマ先輩は最終的に私の腕を引っ張って膝に座らせた。
膝に座らせたというか、今の状況はコネシマ先輩にお姫様抱っこされたままあぐらで座りこんだような体勢で。
もし私が少しでも左に身体を寄せればコネシマ先輩の胸元に身体をあずけることになることにも混乱だし、私の身体を支えるために背中に置かれている先輩のゴツゴツした暖かい手、こんな状況でもいまだに繋がれているもう片方の手にも心臓が潰されそうだった。
こんな密着してると、この心臓の音まで伝わりそうで怖い。
暗くて近くて狭くて少しだけ空気が薄いような気がして、お酒を飲んだことがあるわけでもないのに酔ったような、風邪をひいたようなふわふわした気分になった。
お互いがお互いを意識しているのか、会話が少なくなる。
気まずくなるような沈黙じゃなくて、相手の息遣いすら聞こえるこの距離に自分たちが緊張しているのが伝わり、恥ずかしいと言うような感じで
私がみじろぐたびにピクッと反応する先輩がなんだか面白い。緊張しているのは私だけじゃないんだなって分かるから。
「…あ、人来たか？」
お姫様抱っこのような体勢になっていれば、そりゃまあ顔が近い。
必然的に先輩が喋れば私の耳元にダイレクトで伝わるし、いつもはクソうるさいくせにお化け屋敷ということもあって抑えめに話す先輩の低音は私の鼓膜に直できて本当に心臓に悪い。
A？と名前が呼ばれてもシートで覆われているここは熱いせいであんまり冷静な思考ができなくて、暗い中でも絶対にバレるくらい顔がまっかになっているのを自覚しながら先輩の方をにらんだ。
「耳元で喋らないでください…」
「えっ、ああ、すまん…………何、お前耳弱いん？」
言いながら背中に置いていた手を離して耳を触ってくるのはわざとだろうか。
ただでさえ密着していて全ての箇所の動きが敏感になっている中、突然耳を触られて反応しないはずもなく、「やっ………」と声が漏れた。
なんだかそれらしい反応をしてしまったのがどうしようもなく恥ずかしくてパッと口を抑えたが、遅かった。
馬鹿。と呟いたが、小さな声すぎて先輩に届いているかは分からない。
先輩が固まっているのがわかる。
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チャコ○ - うぅぅぅ…完結してクレェ……泣…更新待ってます (2022年2月20日 9時) (
レス) @page44 id: 45bee0f627 (このIDを非表示/違反報告)
天津飯(プロフ) - 更新今か今かと楽しみにしてました~完結まで楽しみですっっ！とても大好きです!!体調にはお気をつけて...！更新全裸待機しときます() (2021年9月19日 12時) (レス) id: bba8d1749f (このIDを非表示/違反報告)
tyrag(プロフ) - 更新ありがとうございます…！出てくるメンバー全員のセリフがいつもその人の声で再生されて、あまりの忠実さにいつも楽しませてもらっております。本当にこの作品が大好きです！お忙しい中とは思いますが無理のないようにしてください。応援しています。 (2021年9月18日 18時) (レス) id: 6831dd00cd (このIDを非表示/違反報告)
くろせ - 少女漫画みたいな甘々な展開にすごく狼狽えてます…。大好きな作品の1つです！更新頑張ってください！超応援してます！ (2021年5月21日 13時) (レス) id: 7a48d37f82 (このIDを非表示/違反報告)
e_x(プロフ) - 全部見てきましためちゃくちゃ好きです！初コメ失礼しました！ (2021年4月15日 23時) (レス) id: 2e5b865720 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アキ | 作成日時：2021年3月8日 18時
