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そんなコネシマ先輩が私は得意じゃなかった。
あの人の好意はまっすぐすぎる。
私達を見つけた瞬間にぱっと顔を明るくさせ、タッタッと走ってくる姿はさながらチワワで、よーしよしよしと大先生が撫でやり怒られているところをよく見ていた。
ショッピやチーノ大先生のような、確かに考えれば大切な友人と思われていると分かるが、一見他の人と扱いは変わらないというくらいのさっぱりさに慣れている私は、誰がどう見ても「特別」と言われるこの扱いに2年一緒にいても慣れなかった。
その結果、「A！今日飯奢ったるから行こうや！」と言われれば「今日はみたいドラマが！お疲れ様でした〜」と返し
「Aって物欲あるん？今度誕生日やったよな、プレゼント送ったろか」と言われれば「物欲ないんで大丈夫です」とか返す、クッソ生意気な後輩が出来上がった。
別に嫌いというわけでは無い。ただ、あの人のまっすぐな好意がむず痒く小っ恥ずかしいということがバレているショッピ達にはよく「代表的なツンデレやな」と笑われた。
「んでA、なんでサッカー部入らないん？」
ああ、完全に目の前のコネシマ先輩たちを忘れていた。まだいたのか
「陸上にも挑戦したいんですよ、返してもらえませんかそれ」
気づけば私の入部届けはコネシマさんの手の中だった。この人は背が高いから普通に私が背伸びしたくらいじゃ届かない。
試しに隙をついたつもりで手を伸ばして用紙を取ろうとしたが、あーハイハイといった顔をしながら手を高く上げられポンポンと頭を叩かれた。この人の頭ポンポンは強いから嫌なんだ。
「却下やな。サッカー部入れや」
「いやなんで強制されるんですか、嫌ですよ」
「なんでや！！お前がおらんとつまらんやん」
「…ショッピがつまらないとでも言いたいんですか？あーショッピ可哀想！」
「あっショッピ君ちゃいますやんかぁ！！そんなジトーっとした目で見んでや！」
上手く話題をショッピにずらせたようだ。
静かに少し後ろに位置をズレると、大先生に当たった。
すみませんと軽く頭を下げたら大先生に笑われる。律儀だろ、何が面白いんだ。
「Aちゃんほんま昔からシッマのああいうのに弱いやんなぁ」
……やっぱり、大先生も苦手かもしれない。
顔に出てないはずなのになんでバレるんだろ。ほっぺに手を当てた。別に熱はない。胸に当たる腕伝いに、早めに動く鼓動が確認できた。
コネシマさんは、苦手だ。
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アキ(プロフ) - ミキさん» 暖かいお言葉ありがとうございます…！ぜひ最後までお付き合いください〜！ (2021年3月8日 16時) (
レス) id: 4f5928c036 (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - ひぇ〜...主人公ちゃんを応援する同級生になりたい...すっごくときめきます!!最後まで追っかけさせていただきます!体調にもお気をつけて頑張ってください! (2021年3月8日 14時) (レス) id: 35c3ea89a9 (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - きな粉さん» 甘々で読んでくださる皆さんをときめかせられたらいいなーっという思いで書いているのでとても嬉しいです！ありがとうございます〜！ (2021年3月8日 9時) (レス) id: 4f5928c036 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉 - 遅い時間に申し訳ありませんー！この作品すっごい心臓がなんかギュンギュンする...。めっちゃ少女漫画みたいに甘々ですきです。応援してます！ (2021年3月7日 0時) (レス) id: 4450df5064 (このIDを非表示/違反報告)
くー(プロフ) - アキさん» はっすみません、そこまで知らなかったです。わざわざ解説までありがとうございます！ 最後まで絶対追っかけさせてもらいます（予言）（笑） (2021年3月4日 18時) (レス) id: 70199b7489 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アキ | 作成日時：2021年2月22日 19時
