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キス ページ14
「いってきます！！！！」
「いってらっしゃい…」
有給休暇が明けて次の日
重岡は仕事があった。
相変わらずのでかい声を出して
寝起きの神山をとても苦しめていた。
ただ今となっては
神山にとってはそれが幸せだと感じていた。
「おれ今日お昼前に帰ってくるから！」
「はいはい、分かったで頑張ってな」
珍しく今日の仕事は午前中だけで。
午後からはふたりとも家にいる状態になる。
重岡がでかけて、
神山はお昼ご飯の準備を少しして
ソファーでもうひと眠りすることにした。
『じゃあね…神ちゃん』
『まってしげっ……しげぇっ！！！』
「はぁっ……ゆ…め…？」
「神ちゃん？…大丈夫？」
「へっ…しげ…」
「もうお昼やで？神ちゃんうなされてた。
どんな夢見てたん？」
「………なんやっけ…忘れちゃった…」
神山が目を覚ましたのはお昼
悪夢と、重岡の呼び掛けによって起きた。
汗をかいていて
嫌な夢を見ていたのは確かだったが、
どんな夢が思い出せない神山だった。
「ごはん…食べよっか」
「おん！！！」
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作者名：緑のシルクハット | 作成日時：2018年1月7日 18時
