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ようへいside
久しぶりにやらかしてしまった。
たなっちからの電話で目が覚めて
すぐに今の状況を把握した。
とりあえず謝って、急いで準備した。
あぁ、動画の最初の方に電話のシーンいれられるんだろうなぁ…。
なんて考えながらHAPに向かった。
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「……おはようございます、すいません」
は「お、きたきた」
だ「寝坊久々じゃないっすか?」
「そうですね…昨日夜遅かったんすよ…
いやぁ、すいません…。」
階段を上がって大声で謝って、
ひとりひとりに おはよう と挨拶していく。
リビングの椅子には
だいちくんとはじめくんが座っていて
すぐに目が合った。
ともたかとてつやはテーブルの向かいにある
ソファーに2人で座っていた。
2人にも挨拶をして、
電話をしてくれたたなっちが見当たらなかったので
静かに編集部屋に入った。
「おはようたなっち、
電話ありがとうございました……」
た「……おはようございます」
「………具合悪いの?」
た「いや…そういう訳じゃないんすけどね
可愛かったですね、寝起きのようへいくん」
たなっちは目を合わせず
携帯を見たまま真剣な顔でそう言った。
そういう事は笑顔で言ってくれた方が
ふざけて返しやすいんですが
真剣な顔で言われたから
どう返せばいいかさっぱり分からない。
言葉が出てこなくて黙り込んでいた。
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た「え…あ、ごめんなさい笑
そんなマジに受け取らないでくださいよ。」
「あ、いやごめん笑 可愛いって言われると
どう返せばいいのか……
まぁ、電話ありがとうございました。」
朝の挨拶も終わったので
とりあえず編集部屋を出ようとした。
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「……えっ?」
た「…………………。」
やっぱり携帯を見たままのたなっちが
俺の服の袖を掴んで動きを止めた。
「たなっち…?……どしたの。」
た「なんで、ようへいくんって
そんなに……可愛いんですか?わざとですか?演じてるんすか??」
「え、……あ、いや…ん??
なにこれドッキリ?」
た「違いますよ。」
俺にも聞こえるか聞こえないかくらいの
小さい声で言ったたなっちは
やっと携帯から目を離して
俺の目を見つめた。
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あ - ほんとに素敵な作品でした…!この作品を作ってくれてありがとございますほんとに…() (2020年4月12日 15時) (レス) id: 554553c422 (このIDを非表示/違反報告)
緑のシルクハット(プロフ) - あさん» とまたな可愛く書けていたでしょうか…そう言っていただけてありがたいです! (2020年4月12日 12時) (レス) id: 5fc797bee2 (このIDを非表示/違反報告)
緑のシルクハット(プロフ) - 名無しさん» こちらこそ!読んでいただいて感謝です!ありがとうございました! (2020年4月12日 12時) (レス) id: 5fc797bee2 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - あぁ、どっちのENDも素敵。この作品に出会えたことに感謝。作者様に感謝! (2020年4月12日 12時) (レス) id: 8dc41d6105 (このIDを非表示/違反報告)
あ - ほぁ…っ((え とまたな…やばい可愛い( '-' )なんか、読んでるこっちもドキドキしたりします、(( うわぁ…なんというか…最高です() (2020年4月12日 12時) (レス) id: 554553c422 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琉 | 作成日時:2020年3月28日 20時