畑の6月生まれ

24（とまたなEND） ページ26

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ともたかside









正直、ようへいくんに好きな人がいるってことは知ってました。


知ってたと言うよりかは気づいてしまった







日頃の仕草や態度、目線とかで

ようへいくんははじめさんが好きだってこと。






だからたなっちが振られるかもしれない

ってことも分かってました。








だから







振られて僕のところに来てくれて

本当に嬉しい。



悪いことって言うのは分かってますよ









けどこうでもしないとたなっちは

おれに振り向いてくれないですからね。









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「たなっち、俺じゃダメなの…？」



た「と、トマ坊………？」



「俺ずっと、たなっちの事見てきたんだよ」



た「好きだったの？俺の事…」



「うん。諦めようと思ってたけど
ずっと諦めきれなくて今に至るって感じかな」









たなっちの頭を撫でながら

優しいめで見つめてみると




僕の背中の服をぎゅっと握った。









「いいよ、ゆっくり考えて？
俺はいつでも待ってるしずっとたなっちの事好きでいるからね」



た「ありがとう…トマ坊…
俺、トマ坊といると立ち直れそう。
だから、付き合って…とはまだ言わないけど
傍にいたい…。」








「ほんとっ！？」






た「びっくりしたぁ………ほんと、」






「やったぁ！！よろしくね！たなっち！」




た「痛い、苦しい………」









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力の限りたなっちを抱きしめた。








僕の中で暴れるたなっちは

まだ悲しそうな気持ちもあるけれど





吹っ切れたような可愛い笑顔を見せてくれた。









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とまたなEND




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