検索窓
今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:48,443 hit

お狐様と裁判所 ページ40

智「ちょっと淳太?!」

大「あ、ふたりとも待って・・・!」


後ろからふたりの声が追いかけてくる。
それを背中に受けながら、俺は駆け出した。


(クソっ、やっぱ速いな・・・)


姿はもう見えん。
俺が今追ってるのは、妖気の残滓。

いろんな怪異と出逢って、俺の霊感レーダーの精度も上がったってことなんかな?
・・・いや、別に嬉しくはないんやけど。


淳「・・・・・・え、此処?」


そして辿り着いた場所。
そこは、この街にあるもうひとつの神社。

本堂までの道に何本もの鳥居が並ぶ、稲荷神社。


智「あ、おった。もー、急にどうしたん?」

大「つ、疲れた・・・」

淳「・・・いや、ちょっと、な。」


何となく言うのが憚られて、返事を濁す。


智「うわー何やココ! 初めて来た!」

大「あ、待ってよ神山くん!」


そんな俺を尻目に、ふたりは神社に踏み込む。
無数の鳥居を潜り、本堂の方へ・・・


淳「・・・、ふたりとも止まれ!」


叫んだけれど、遅かった。


智「えっ、」

大「うわっ?!」


本堂まで、あと半分といったところ。
立ち並ぶ鳥居の左側から、黒い何かがふたりを捕らえた。


淳「クソっ!」


慌てて駆け出し、どうにかふたりの手を掴む。

直後。
俺の意識は途切れた。

お狐様と裁判所→←お狐様と裁判所



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (58 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
134人がお気に入り
設定タグ:ジャニーズWEST   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紙代 冬華 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2019年9月20日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。