ヴィランズのお手伝いさん【ヴィランズ手下】 (ページ39)

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クイーン、いや、ばあちゃんは話し終わると俺の方を見た

クイーン｢でも、お前を人間界に返したのは間違えでした
まさか、このように女子にだらしのない子に育つとは…｣

待って、今すっごく感動の再開シーンだったよな？

なんで貶されてんだ？

貴方｢…てかなんで知ってんだよ…｣

クイーン｢お前のことは全て知っているさ
お前が15の時に身体を犠牲にお金を作っていたことも、殴り合いの喧嘩、未成年のタバコやお酒で警察沙汰になったことも、そして最近アップルと恋仲になったことだって知っている｣

なんで知ってんだよ

貴方｢なんでそんな黒歴史まで知ってんだよ…
てか今ここでその話する必要性がねぇだろ…｣

アップル｢はぁ……｣

エイトフット｢なんか緊張が解けた｣

ダルメシア｢心配して損した｣

ジャック｢呆れたぁー｣

マルフィ｢まぁ、彼らしくていいじゃないか｣

V｢ところでクイーン
彼はこれからどうするのです？
このままハイタワーにいるのか、それともお城にお連れするか｣

クイーン｢どうする？
A、お前が決めるがいいさ｣

貴方｢そんなの答えはひとつ
俺はハイタワーに残る理由が沢山あるからな
俺はここにいるリクルーターの世話係
そして俺がいないと困る男が一人いるもんで｣

クイーン｢お前なら、そういうと思っていたさ
アップルポイズン｣

アップル｢はい｣

クイーン｢Aの事はお前に任せました
それと、もしAを傷つけるようなことがあれば容赦はしません
この子は、私の大事な息子であり、孫でもあります｣

アップル｢承知しております｣

クイーン｢これから、アダムがきっとAを殺しにやってくるでしょう
Aはまだ魔力が戻ったばかり
身体も成長しているから以前よりも多い魔力が身体にある
ということは制御出来るようになるまで時間がかかるということ
その時は、お前が守らなければなりません｣

アップル｢それも承知の上にございます王妃様｣

クイーン｢そなた達も、頼みましたよ｣

そうリクルーターたちに告げた

クイーン｢そして、A
お前はこれを首からかけていなさい｣

俺の首にはりんごがモチーフになったネックレスがかけられた

クイーン｢それで少しは魔力が制御出来るようになるでしょう
慣れるまではそれを付けていなさい｣

貴方｢分かった｣

クイーン｢それではね｣

それだけを告げて、ばあちゃんは消えていった